ベルリン王立磁器製陶所は
ベルリンの陶磁器メーカーです。
1763年フリードリヒ大王によって創立され
通称『KPMベルリン』と呼ばれています。
創業前、KPMベルリンは民間企業でした。
ヨーロッパでは制作が困難だった白い中国磁器が
「白い金」と呼ばれていた時代、
王家の資金で
白い磁器の制作を試みたのが始まりです。
1751年、毛織物工場主である
ヴィルヘルム・カスパー・ヴェーゲリーは
フリードリヒ大王から
王立磁器製陶所設立の特権を得ました。
設立された製陶所は技術者を迎え入れ
作品の制作を始めますが、
窯の情報が流出し倒産してしまいます。
その後ヴィルヘルムは
商人ヨハン・エルンスト・ゴッツコフスキーに
資材や道具を譲り、1761年、
ゴッツコフスキーは大王より製陶所を取得し
多くの技術者をスカウトして
技術を磨いていくと共に
工場の規模を拡大させていきました。
しかし7年戦争の影響で
工場が立ち行かなくなり
大王は1763年に
救済措置として工場を買い取ります。
さらに当時残っていた146名の従業員に
「平均以上の給与」「安定した年金制度」
「児童労働者の禁止」「医療基金制度」
「孤児や未亡人の支援」を保証し、
製陶所に「王室磁器製作所ベルリン」の名前と
選候王ブランデンブルクの紋章からとった
王家の笏の製品マークを与えました。
大王によって整えられた
合理的な作業手順や技術、そして
従業員への厚い保証のある工房経営など
KPMベルリンは現在に続く
見本工場となったのです。
その後も大王は技術者を集め続け
自ら様々な食器類セットを発注したり、
工房内でも食器以外に花瓶やフィギュア、
陶板画・ビスク焼など
多くの作品が制作されました。
当時からの優れた芸術家によるデザインや
絵付けの技術は現在でも保たれ、
その様々なレパートリーは
150,000以上の型があるそうです。
前述した通り、KPMの製品にはマークとして
王家の笏のロゴが入れられています。
しかしこのマークを見る際に注意したいのが
その下にある赤い帝国宝珠のマークです。
これは1803年以降、
KPMで絵付けされた作品にのみ
付けられているもので
色は年代ごとに青や緑のものも存在します。
絵付けしていない白磁も生産しているKPMが
他の工房の絵師によって絵付けされた製品と
区別するため付けられました。
食器はもちろんの事、
KPMはフィギュアや陶板画の制作にも
力を注いでおり
特に銅版画は上質な白磁に焼き付けた
緻密で美しい絵付けが
世界中で評価されています。
作品には肖像画や
名画を再現したものなどが多いですが、
絵画と異なる陶板画の滑らかな質感や
透き通るような色彩は、
絵付けと焼成を
10回以上繰り返さなければ完成しない
当時の最高の技術と製法によって
実現されています。
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