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2016.11.02
着物

Cartier(カルティエ)

Cartier(カルティエ)の歴史と概要

1847年宝石細工師のアドルフ・ピカールから「ルイ=フランソワ・カルティエ」が、パリのモントルグイユ通り29番地のジュエリー工房を受け継いだ事がカルティエの始まりです。パリの王侯貴族のための宝石商としてイエロー・ピンクゴールド、エナメル、パールを懐中時計に施し、制作していました。1899年息子の「アルフレッド・カルティエ」が店を発展させ、その後アルフレッドは3人の息子「ルイ」「ピエール」「ジャック」それぞれに、パリ、ロンドン、ニューヨークの各都市のショップを任せました。

 

特にパリ本店の「ルイ」は「王の宝石商、宝石商の王」として、多くの王侯貴族たちを虜にしました。当時のヨーロッパはアールヌーヴォー・スタイルが主流でしたが、ルイ・カルティエはこのスタイルが気に入りませんでした。独自にフランス、東洋、イスラム古美術を収集、研究を重ね、明確なラインと対称的な構成を持つ「ガーランド・スタイル」を生み出しました。その後アールデコ・スタイルを経て、カルティエ・スタイルを生み出し、現代では世界的な宝石ブランドとして世界中の人々を魅了しています。

 

腕時計の歴史は、カルティエが生みの親とも言われています。1900年当時の時計は、懐中時計が主流であったために、飛行家であるアルベルト・サントス・デュモンが、飛行中でも操縦桿から手を離さなくて見られる時計が欲しいと要望があり、考案した物でした。この腕時計がパリの社交界で話題となり、1904年に製作された「サントス」をはじめ、腕時計は100年以上の歴史があります。