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2018.03.26
骨董品
茶道具

ロイヤルウースター ~Royal Worcester~

ロイヤルウースター ~Royal Worcester~ とは

 

ロイヤルウースターはイギリスの

 

最古の陶磁器メーカーです。

 

1751年、薬剤師のウィリアム・デイヴィスと

 

医師のジョン・ウォール、

 

そして彼らに説得された

 

地元の実業家たちの支援によって

 

イギリスのウースターに工場が設立されました。

 

設立された工場は

 

『ウースター・トンキン・マニファクチャー』

 

と名付けられます。

 

 

ウィリアムとジョンによって発見された

 

陶磁器の製法は

 

機密事項として大切に受け継がれ

 

創業翌年にはソープストーンを混ぜた軟式磁器を製作していた

 

ブリストル工房と合併し、

 

さらに革新的な技術が取り入れられます。

 

このソープストーンを用いて作成された

 

ウースターの陶磁器は

 

非常に薄く加工することが出来、

 

さらに熱湯を注いでも

 

割れることがありませんでした。

 

ヨーロッパ諸国はその製法を見破ろうとしましたが

 

当時それを解明することは出来ず、

 

ウースターは需要の高い

 

ティーセットの製造に力を入れ

 

人気を博します。

 

 

その後も研究を重ねたウースターは、

 

1755年になると

 

当時のヨーロッパの人々の憧れだった

 

中国の陶磁器に近い薄く高品質な磁器の製造と、

 

釉薬の上からエナメルで絵付けを施す

 

「ジェット・エナメル」

 

という黒の絵付けに成功します。

 

さらに銅版画転写法の技法により

 

大量生産を可能にするなど

 

急速に成長を遂げ、ついに1789年、

 

ジョージ3世によりイギリスの陶磁器界で初めての

 

ロイヤル・ウォラント(王室御用達)

 

の称号を与えられました。

 

こうして「ロイヤルウースター」の名が

 

世界に広まっていきます。

 

 

その後ウースターは

 

他企業との合併・買収を重ね

 

何度も社名を変更しましたが、

 

イギリス最古の陶磁器メーカーとして

 

イギリスの陶磁器の伝統に

 

大きく貢献し続けています。

 

 

代表作

 

ペインテッド・フルーツ

 

1880年、ロイヤルウースターの絵師が

 

地元の農家からプラム栽培導入記念に

 

作品を依頼されたことをきっかけに

 

デザインが生まれました。

 

ハンドペイントによる

 

油彩画の様な美しい色使いの絵付けと

 

焼成を6回繰り返し、

 

特殊な技法で22金を施して

 

11時間研磨した末に出来上がる最高級品です。

 

独特の美しさを持った

 

果物と花が描かれた各作品には

 

見える部分に絵付け師のサインが入っています。

 

 

ロイヤルウースター ペインテッドフルーツ

 

 

ラビニア

 

フルーツの柄の中でも特に人気の高い作品で

 

ブラックベリーのような

 

美しい色合いの果実と共に、

 

優しい色合いの白い花と葉が描かれています。

 

縦に波打つようなラインが浮き出たシェイプで、

 

縁には金が施されており、

 

清楚ながら豪華なデザインです。

 

 

ロイヤルウースター ラビニア