鹿島一谷は明治31年に東京都にて生まれます。
布目象眼の技法で作品を作り続ける
彫金家の息子として育ち、自身も祖父と父から
布目象眼について学びました。
その後水戸金工の名工と呼び声高い、
海野勝の息子である海野清からも学び
父が亡くなった事もあり、大正7年、20歳の時に
独立を果たしています。
そして昭和3年には第10回帝国美術院展覧会に
初入選しました。
数々の作品を作り続けると同時に受賞も重ね
宮内庁からの依頼で菊菱地柳鷺紋飾壺や
唐招提寺国宝の金亀舎利塔の製作にも
着手しています。
これらの功績が認められ、昭和54年、81歳の時に
人間国宝に認定されました。
作風としては、細かい絵文様による
現代的らしいテイストを、花瓶や花器、香炉、
文房具といった幅広い種類の造形物に
当て込んだ所にあると言われています。
また上質で伝統的な技法があるとも指摘されています。
なお代表作としては、露草布目象嵌水指や
銀地布目象嵌秋の譜水指
朧銀布目水鴛文盆や金工水牛文花器などがあります。
鹿島一谷の作品でよく使われる技法を紹介します。
・布目象嵌技法
鉄や銅合金と言った金属表面に布目状の筋を彫った後
そこにまた別の金属(金銀箔なども含む)を
入れ込む技法の事です。
京都発の技法とも言われています。
また鹿島一谷の場合は
「鹿島布目」と言う別名もあるほどで
彫り跡が分からないと言われるくらいです。
・象嵌
ある素材に別の種類の素材を当て込む技法です。
金工象嵌木工象嵌など種類が複数に分かれます。
・色絵
彫金においては金銀の薄板に複数の金属を付けて、
象眼文様を作り上げていきます。
・着色
彫金の場合は直接塗料を塗ることは基本的にせず
素地自体を発色させたり金属を腐らせたり
漆を施したりします。
各職人によって個性が出やすい技法とも
言われたりします。
鹿島一谷は平成8年に息を引き取りましたが
孫に当たる鹿島和生が後を引き継いでいます。
鹿島和生は自宅に工房を構えながらも
東京都の根津と言う町で布目象嵌を広めています。
先祖代々引き継いてきた布目象嵌は
現代にも受け継がれています。
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