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2018.03.27
茶道具

香蘭社

香蘭社とは

 

香蘭社は日本の陶磁器メーカーです。

 

本社は有田焼で有名な佐賀県有田町にあり、

 

高級陶磁器以外にも、

 

電線に使われる器具である

 

「がいし」という器具なども制作しています。

 

 

創業は元禄時代、初代の深川栄左衛門が

 

磁器の製造を始めたことがきっかけでした。

 

後に8代目栄左衛門が

 

明治維新の影響で佐賀鍋島藩の支援を失った

 

有田焼の再興に力を注ぎ

 

絵付け師や陶工を集めて作った結社が香蘭社です。

 

この頃はまだ個人経営でしたが

 

1870年には工部省の要請で

 

香蘭社が有田焼の技術を活かした

 

磁器製の絶縁がいしを日本で初めて製造し、

 

通信事業に大きく貢献することとなりました。

 

 

その後も陶磁器の制作を続けた香蘭社は

 

1875年になると個人経営での発展の限界を感じ、

 

合本組織香蘭社を創業します。

 

以後世界各地で行われた万国博覧会で

 

非常に多くの名誉金牌を受賞し、

 

海外にもその名を広めました。

 

1879年には現在にも続く形となる株式会社、

 

香蘭合名会社を設立します。

 

数年後には宮内省御用達ともなり

 

有田焼の名声と

 

その素晴らしさを世界に広めています。

 

 

香蘭社1

 

 

ブランド

 

現在では洋食器だけでなく

 

明治期のデザインをモチーフとしたペンダントや

 

柄が磁器製の万華鏡など

 

様々な作品も制作している香蘭社ですが

 

シリーズによってはブランド分けされています。

 

 

香蘭社4

 

 

榮左衛門

 

香蘭社の代表的なブランドです。

 

創業者深川栄左衛門にちなみ、

 

主に明治時代に製造した作品をモチーフとした

 

伝統的な技と、優雅で多彩な絵付けが

 

作品の特徴です。

 

商品には、1977年に

 

昭和天皇に献上したセットと同じ

 

デザインを施した、

 

『青華緑彩花車模様切透飾り壺』や

 

明治後期の作品を復刻した

 

古伊万里調の花柄デザインの

 

『染錦草花図長角蓋物』などがあります。

 

香蘭社クラシック

 

有田色絵磁器の多彩な文様で

 

世界から多くの賞を受賞した香蘭社の

 

当時の技法や緻密な文様を再現することで出来上がる

 

クラシカルな雰囲気を醸し出す作品が特徴です。

 

商品に、

 

1909年にシアトル太平洋博に出品した際

 

グランプリとなった

 

「染錦唐草遊犬の図」のデザインを復刻した

 

『環付香炉』などがあります。

 

赤繪町工房

 

色絵磁器制作の最終段階である

 

赤絵付けの絵付け師が集まる界隈

 

「赤絵町」に工房を設け

 

作品を制作しているブランドです。

 

2015年には創立25周年を迎え

 

作品はオリジナリティを交えた

 

赤絵付けが施されています。

 

商品に、人気のある「山茶花」が描かれた

 

赤絵柄が特徴の『山茶花蓋物』や、

 

瓢の図柄を施した江戸切子とのコラボ

 

『赤ひさごぐい飲みグラス』などがあります。

 

 

香蘭社 赤繪町工房