藤本東一良は1913年6月に静岡県で生まれましたが
その2か月後に大阪に移り住んでいます。
17歳の時には大阪府立天王寺中学校に通いながら
京都にあるアカデミー鹿子木へ入学。
そこではレジオン・ドヌール勲章を受章した
人物画が有名な鹿子木孟郎から、
石膏デッサンの基礎技術を学びました。
翌年に天王寺中学校を卒業すると上京し
同時に川端画学校へ入学。
また1935年には東京美術学校に入るなど
多くの学校で基礎技術を磨いていきます。
1937年にはフランスを代表するポスト印象派の画家
ポール・ゴーギャンに感銘を受けたため
ヤップやサイパンと言った
南洋諸島へと向かいました。
帰国後の1925年には第26回光風会において出品した
『水夫M君』や『機関車の人』が認められ初入選。
第3回海洋美術展においては
『天測』で海軍協力章を獲得しました。
それでも技術を磨いていく気持ちを
忘れていなかった氏は、1935年、22歳の時から
東京美術学校油画科に入りその5年後に卒業。
また同じ年の第4回海洋美術展にて発表した
『ウラカス島を望む』によって
朝日新聞社賞を受賞しています。
藤本東一良は様々な風景画を描いており
特に海辺を描いた作品に注目が集まっています。
それは氏が生まれ育った港町の風景がベースにある
とされており、パリやスイス、オランダにイタリアなど
各地を点々としながらも
その地の海辺の風景を描いていきました。
またただ見ている風景を忠実に
キャンバス上で再現しているわけではなく
自身の見た印象を
情感たっぷりに描いている印象を受けます。
藤本東一良はスケッチの際には
コンパスや湿度計と言ったものを使って、
天気の移り変わりや四季の微妙な表情を
作品に描き記しています。
そのほか海外のみならず
鹿児島の桜島シリーズと言った日本の景色や、
祇園の舞妓なども描きました。
1909年に建てられました。
帝室技芸員でもある藤島武二が
勤務していた事で知られ、
藤本東一良も藤島武二から教えを受けています。
川端画学校の卒業生としては
无声会が知られている自然主義派の平福百穂。
同じく无声会で写実的でありながらも
柔和な雰囲気の作品が印象的な結城素明がいます。
風景画や静物画であっても
自身の気持ちを強く入れ込むのが特徴
と言われています。
また印象派は1870年代に起こった運動で
景色を忠実に描くよりも
光や空気の移り変わりを表現することを
重視しています。
藤本東一良の作品を観ると
このポール・ゴーギャンや印象派から
強く影響を受けたことが感じ取れます。
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