漆芸家の磯井如真は、1883年に
香川県で生まれました。
香川県立工芸学校を卒業したのち、
大阪山中商会で中国漆器の修理などに
従事しています。
やがて1909年に高松に戻り
香川漆器の研究に没頭しました。
香川漆器は製法が絶えていましたが
磯井はそれを復興させるだけでなく
独自の研究でその技術を近代化させています。
また、自身が学んだ香川県立工芸学校などで
後進の育成にも尽力しました。
1953年には岡山大学の教授に就任したほか
自身の制作活動も続け、香川漆器を創始した
玉椿象谷の蒟醤の線彫りを点で彫った
「点彫り蒟醤」を創案したりと
独自の技法を編み出しています。
やがて1956年、73歳の時に重要無形文化財
「蒟醤」の分野で人間国宝に認定されました。
さらに、1961年には紫綬褒章、
1964年には勲四等旭日小綬章を綬章しています。
磯井如真は、蒟醤の技法を独自に深め
昇華したことで知られています。
漆を何層にも重ねて塗り器の表面に
蒟醤剣で文様を彫り込み、色漆を埋め、
さらに黄漆や朱漆の色に合わせて文様を刻み
充填させていくという技法です。
充填させた後は、余分な漆を取り除いて
研磨していきます。
磯井如真の作品は、新しい観点の
清廉な作風が特徴です。
その独自の作風を切り開くことができたのは
幼少の頃に父から厳しく漆芸を学んだことに加え
若い頃に勤めていた大阪山中商会で
中国漆器の修理に深く関わっていたことにも
影響しているとされています。
磯井如真が評価される点は
蒟醤で用いられていた線彫りから
独自の技術で点彫りを編み出し
独特な風合いを持つ作品を
蒟醤の世界に確立させたことと言えます。
また、独自の観点から新しく作風を
開拓したことに加え、香川漆器の発展の為、
工芸学校などでも後進の育成に力を注いでいます。
弟子からも人間国宝に認定された磯井正美、
太田儔などを輩出するなど、
その功績には多大なものがあります。
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