彫刻家海野清は1884年に東京で生まれます。
27歳の時に東京美術学校金工科を卒業し
水戸金工の名工と謳われた父であった
海野勝珉、加納夏雄に師事しました。
その後35歳で東京美術学校の助教授に就任し
翌年、第9回帝展では「鸚鵡文金属小筥」が
特選を受賞しています。
それからは帝展、新文展の審査員を歴任し
40後半にはフランスに留学しました。
帰国後は勲三等瑞宝章を受賞したのち
東京芸術大学の教授や
日展運営会常任理事を務めています。
そして71歳のときに彫金の分野で
重要無形文化財保持者に認定されました。
晩年は全日本工芸美術家協会会長や
日本彫刻家会長を務めています。
海野清の作風に見られる大胆な表現は
伝統的な技法をベースにして
次々と新しい技法や表現方法を編み出し
革新的な創作活動を探求していることに
基づいていると言えるでしょう。
主に、獣や鳥、仏像、草花などをモチーフに
独自の構図と大胆な表現で作品を作り出し
作品は花瓶や置物、文具関係など種類は様々です。
また、海野清がフランスに留学した経験は
その作品に大きな影響を与えました。
伝統的な毛彫とフランスで学んだ技術を
ミックスさせた優雅な作品を生み出し
作品の一つ「観音」などは
その技術をふんだんに駆使して
金色に色めくとても美しい作品に仕上がっています。
その繊細なデザインは、鋭いたがねを使って
観音菩薩の柔和な表情を掘り出したもので
緻密な線引きは「素晴らしい」の一言に尽きます。
加えて、独自のタッチで
エレガントな美しさも演出しており
伝統的な手法と独自の手法を織り交ぜることで
新しい美の価値観や崇高な精神性をも
作品に刻み込みました。
海野清の彫刻家としての制作意欲は
その地位を確立した後も失われることなく
技術の追究、表現方法の探索を常に追い求めました。
フランスに留学したのちは、西洋の彫刻を学び
新たに立体的な造形を取り入れています。
その作品の数々は古典的な技法を踏襲しながらも
格式あるモダンな造形美の可能性を追求しており
新しい表現方法の探求は常に続けられました。
また、彫刻家としての制作活動だけでなく
帝展や新文展などの審査員として、後に続く
彫刻家の育成にも寄与しています。
日本彫刻家会長や
全日本工芸美術家協会会長なども歴任し
彫刻の発展に尽力しました。
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