川瀬巴水は大正から昭和の時代に活躍した浮世絵師、版画家です。
川瀬巴水は新版画というジャンルを確立した版画家で風景画を得意としていました。国内よりも先に海外で人気になり、最近ではスティーブン・ジョブスも収集していたことで話題になっています。
1883年、「川瀬巴水」本名「川瀬文治郎」は東京都芝(現・港区)の組紐職人の家に生まれます。
一度は画家になることをこころざし日本画家「青柳墨川」の門下に入るも、実家の家業を継ぐべく家に戻ります。
しかし、27歳にして再び画家になるべく家をでていき、日本画家の「鏑木清方」の門を叩きますが、入門を認められず「洋画」を勧められます。
そこで白馬会葵橋洋画研究所に入所しますが、洋画にはうまくなじめずに、再び鏑木清方」を訪ね入門を許可されます。
修行の後「巴水」の画号が与えられ「川瀬巴水」として活動をしていきます。
当初は美人画などを描いていましたが、同門の「伊藤深水」の影響を受け版画の道へと進んでいきます。
「伊藤深水」は美人画が多く評されていますが「川瀬巴水」が影響を受けたのは「近江百景」という風景版画でした。これは現在「滋賀県立美術館」に収蔵されています。
その後「歌川広重」や「小林清親」の作品を研究し、「川瀬巴水」は風景版画家として作品を多く残す様になっていきます。
「川瀬巴水」や「橋口五葉」らのこの時代の版画を新版画と呼び、日本の分業的な作品作りに「ヘレン・ハイド」や「エミール・オルリック」などが興味をもち来日します。
それにより「ジャポニズム」と評されるこれらの画法や作風は日本人のみならず洋画家や外国人作家なども参画していくこととなります。
「川瀬巴水」の作品は洋画の技法も用いまたその構図、配色はアニメーションを感じさせる作品で国外でも評価を受け「葛飾北斎」「歌川広重」などと並び評されています。
「川瀬巴水」は多くの風景画を手がけています。代表作は「東京十二題」「日本風景選集」「東京二十景」などがあります。
中でも「増上寺の雪」は「川瀬巴水」の代表作品として広く知られ、1952年には「無形文化財」として認定されました。
関東大震災や大戦中も作品を作り続けた「川瀬巴水」ですが一九五七年74歳で胃がんのため没します。
現在でも海外で作品展が開催されるなどの人気作家で、多くの著名人も作品を収集していると言われています。
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