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骨董品
2019/07/05

河村蜻山【工芸作家/陶芸】

河村蜻山(かわむらせいざん)

 

河村蜻山(本名:半次郎)は1890年8月に

 

京都市で生まれます。

 

父は京都の粟田焼の陶芸家である

 

河村卯三郎として知られています。

 

やがて河村蜻山は14歳の頃、

 

短期で京都市立陶磁器試験場に伝習生として入り

 

卒業後は京都粟田焼の陶工として働き始めました。

 

そして自身の制作活動も積極的に行い

 

19歳の時には京都市立新古美術展で賞を受賞し

 

その約6年後には活動の拠点を伏見に移しています。

 

その後1910年には『四季草花図』や

 

『十二ケ月花卉図』で知られている

 

図案家の神坂雪佳が開く、佳都美会の立ち上げに加わり

 

1925年にはパリ万国装飾美術工芸博覧会で

 

金賞を獲得しました。

 

60代半ばには鎌合に再度拠点を変えるものの

 

同年の第10回日本美術展覧会で出した『陶器花瓶流転』。

 

また60代後半には第1回日展評議員を務めながら

 

『緑地金襴手渦文花瓶』を出品するなど

 

精力的に作品を作り続けます。

 

これらの活動から日本芸術院恩賜賞や

 

勲四等旭日小綬章などを受賞し

 

1967年、77歳の時にこの世を去りました。

 

 

 

■粟田焼について

 

江戸時代の始め頃に三文字屋九右衛門の

 

粟田口焼をベースとした、

 

京都市粟田口一帯で作られる焼き物です。

 

表面の細いヒビ彩画が特徴です。

 

また現在は1995年に海外留学を行った安田浩人が

 

ただ一人で作っていますが、

 

粟田焼の名を冠したお菓子があるなど

 

京都では一定の知名度があります。

 

 

 

■美意識を求めた作風

 

河村蜻山は金襴手や染付。

 

青磁に白磁や三島手、赤絵などの技法を駆使しました。

 

その為に京都の優雅さと一種の色気が作品に現れている

 

と言われ、当時の陶芸界において

 

他に類を見ないとまで言われました。

 

なおそれは懐疑的な京都においても歓迎された

 

と言われており、河村蜻山が常に作品の中で

 

美意識を求めていた故の評価とされています。

 

 

 

■技法の細かい解説

 

・金襴手

 

中国が明時代の時に日本が取り入れた

 

色絵の磁器に金彩を入れる技法及びその器です。

 

主に碗の器を指します。

 

・三島手

 

朝鮮が李朝時代に作った高麗茶碗の一種です。

 

そのほか、伊豆の三島神社で使われた

 

三島暦の文字のような文様があるから

 

「三島手」と呼ばれる、などとも言われています。

 

水差しや茶碗の焼き物が多いのが特徴です。

 

・赤絵

 

中国の宋時代を起点とする

 

ガラス材質の緑や青、紫と言った顔料で

 

上絵付け処理をした陶磁器の一つです。

 

 

 

■鍛錬を積んだ河村蜻山

 

こうしてみると、河村蜻山が

 

華麗な作品を作り続けるまでには

 

様々な技術を学んできた事が分かります。

 

河村蜻山を通して世に作品を送り出す作家の

 

努力の一端を感じ取れます。

 

 

 

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