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骨董品
2018/09/06

桂盛仁【人間国宝/彫金】

桂盛仁(かつらもりひと)

 

桂盛仁は昭和19年に東京都で生まれました。

 

10代半ばで彫金家である父の盛行の下で修行を積み

 

後に武蔵野美術短期大学で学ぶと

 

昭和46年には第18回日本伝統工芸展で

 

初入選を果たします。

 

また、平成7年には、さくらんぼ金具による作品でも

 

伝統工芸日本金工展文化庁長官賞を受賞。

 

その細かな装具作りは

 

桂の代名詞ともなっていきました。

 

 

そして64歳の時には彫金の技術で

 

人間国宝として認定され、同年には

 

伊勢神宮遷宮御神宝を制作します。

 

(ちなみに平成4年時にも、

 

伊勢神宮遷宮御神宝を手掛けています。)

 

 

 

作風の特徴

 

桂盛仁は四分一による立体的な作品作りを

 

得意としています。

 

四分一は銅を3割、銀を1割使った

 

装飾のための合金の事で、

 

別名として朧銀とも呼ばれています。

 

しかしその四分一は材質としては硬く

 

また熱にも弱い事から、細かな作りを施すのには、

 

非常に難しいと言われています。

 

そう言った四分一で立体物を制作する者は

 

日本でも数える程度しか存在せず

 

中でも桂盛仁の場合は特に

 

高さを出す技術に特化しています。

 

また金工製作も得意としており

 

金工に関しても彫金として扱えるのは

 

片手で余るくらい希少なものなのです。

 

 

 

柳川派の一人・桂盛仁

 

桂盛仁は父・桂盛行も含めて

 

柳川派を受け継いでいます。

 

柳川派は装剣金工の流派の内の一派で

 

桂盛仁は柳川派12代目にあたります。

 

柳川派は室町時代時代から続き

 

同じ柳川派としては江戸中期に活躍した横谷宗珉や

 

明治から昭和にかけて作品を発表した桂光春もいます。

 

 

 

代表的な技法

 

桂盛仁の作品で見られる

 

代表的な技法について紹介します。

 

・象嵌

 

陶磁や木材、金属などに、金や銀、貝と言った

 

他の材質のものを嵌める技法を指します。

 

・鍛金

 

金属板を叩くことで伸ばして、立体物を作ります。

 

・彫金

 

金属を彫り刻む技法です。

 

・薄肉彫

 

金属を浮かせて模様などを付ける技法です。

 

 

桂盛仁はこれらの技法を組み合わせて、

 

多種多様な作品を作り上げます。

 

 

 

受け継がれる技法

 

父の桂盛行は残念ながら平成8年に亡くなりました。

 

しかし桂盛仁は平成28年に

 

奈良県薬師寺の大宝蔵殿・聚寶館にて

 

「粋と美の日本 彫金 桂盛行・桂盛仁父子展」

 

を開催します。

 

また、自身の作品の制作を続けながら

 

東北芸術工科大学や金沢美術工芸大学の

 

非常勤講師を務めるなど

 

後進の教育にも勤めました。

 

このようにして桂盛行は父から受け継いだ技法を、

 

後世にも大切に伝えています。

 

 

 

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