Useful お役立ち情報
2020.01.09
ブランド品

島田章三【洋画家】

島田章三(しまだしょうぞう)

 

島田章三は19337月に

 

神奈川県横須賀市生まれました。

 

学生時代から美術に興味を持ち、

 

東京芸術大学に入学すると

 

在学中の1957年の国画会展にて、

 

『ノイローゼ』を初出品して国画賞を獲得。

 

同年に個展の開催にも成功し、翌年には卒業生作品で

 

大橋賞を受賞しています。

 

早いうちにその才能を表した島田章三は

 

その後27歳の時に東京藝術大学専攻科を卒業すると

 

翌年には国画会会員となりました。

 

1966年からは愛知県立芸術大学専任講師

 

及び助教授を務め、翌年の1967年に

 

『母と子のスペース』で安井賞を獲得。

 

35歳の時にはヨーロッパに渡り、

 

自身のキュビスム観を確立させます。

 

帰国後は愛知県の芸術大学で教壇に立ちながら

 

1980年には愛知県芸術文化推奨と、

 

東郷青児美術館大賞を同時に受賞しました。

 

1981年にはアメリカに旅行したり、

 

また活躍がテレビ番組にも取り上げられるなど

 

プライベートとしても画家としても

 

明るい話題があります。

 

その後もヌード展を行うなど積極的な出展を見せ

 

201611月、83歳で息を引き取りました。

 

 

 

作風

 

島田章三の作品は穏健な雰囲気で

 

和製キュビスムと称される作品群を発表しています。

 

■キュビスムについて

 

キュビスムとは一枚のキャンバスに

 

一つの対象物を複数の視点で描いたものを指しますが

 

ピカソなどに代表されるそれは

 

鋭角で張り詰めた雰囲気が感じられると思います。

 

島田章三の場合はそこから少し離れた

 

どこか都会的な雰囲気が感じられます。

 

■鳥や女性の題材が有名

 

また鳥や女性を題材にした作品群が

 

多いことでも知られています。

 

女性に関してはおしとやかな雰囲気があり

 

版画で描かれているそれらは、

 

質感が全面に出ているのも特徴となっています。

 

なお鳥の雰囲気も穏やかで、島田章三の描く

 

鳥と女性の魅力が一緒に楽しめる作品としては

 

『女と鳥』があります。

 

■ヨーロッパ留学をきっかけにキュビスムに目覚める

 

島田章三のキュビスムの原点となったのは、

 

前述の通り

 

1968年のヨーロッパ留学が取り上げられます。

 

またヨーロッパ留学前である『母と子のスペース』は

 

後年の作品では見られないような

 

温かみのある色彩感覚と

 

キュビスム的手法は感じないと言われており

 

よく呼ばれるキュビスムの作風とは離れた

 

島田章三の貴重な作品とも言えます。

 

 

 

穏やかな作風の島田章三

 

他にも島田章三は長い活動期間の中

 

作風を変化させています。

 

しかし極端に変えたと言うよりも

 

自然にテイストを変えていったと言う感じで

 

作者の一貫している穏やかな作風は

 

自然体で見られると思います。

 

なおかつモダンさも兼ね添えた島田章三の作品を

 

機会があれば楽しんでみてはいかがでしょうか。