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骨董品
2020/12/03

山田顕義とは【功績/特徴/書/攘夷/軍人】

山田顕義の生い立ちは?

山田顕義(やまだあきよし)184411月に山口県の萩で生まれました。号は、養浩斎、韓峰山人、などと称し、その他に山田空斎とも名乗っています。なお父は萩藩士の山田顕行として知られていました。家系自体も長州藩の中ではよく知られる家系であり、海の方面で戦力増強に尽くした山田亦介や天保改革に携わった村田清風などが親族にいます。

 

山田顕義は10代になると藩校明倫館にて、柳生新陰流師家の馬来勝平から剣術を教わり、1857年には吉田松陰の開く松下村塾へ入りました。翌年には吉田松陰から信頼の証と言える、紙が扇の形をしている漢詩の『与山田生』を渡され、その後1862年には長州藩最後の藩主となる毛利定広の護衛となるなど文武共に励みます。同じ年には高杉晋作や品川弥二郎などと共に攘夷の血判書に署名。1864年の蛤御門の変や1868年に起こった戊辰戦争など、倒幕派として活躍をしていきました。

ちなみにその間に吉田松陰を亡くしてしまうのですが、医者や兵学者でもある大村益次郎から兵学について教わると言ったように力を付けていき、1870年には大阪にて兵学校を設立。その次の年の1871年には岩倉使節団の活動に加わり、今の日本に合う教育や法律にして考えるようになります。

 

また30代の頃には工部卿や内務卿となると言ったように政治家としても躍進を遂げ、1885年の第1次伊藤内閣発足時には司法相になりました。以降も他の内閣で活躍を続け、1889年には金子堅太郎や宮崎道三郎などと共に、後に日本大学になる日本法律学校を設立。

晩年は枢密顧問官を務めるなど要職を歴任していましたが、189211月、49歳で息を引き取っています。

 

 

 

山田顕義の活動の特徴は?

倒幕派として活躍を見せた後、1889年に日本法律学校を立ち上げた所に特徴があります。軍人としては1866年の第二次長州征伐では軍艦丙寅丸の砲隊長を務め、1874年に大久保利通に従うと言ったことが挙げられます。

また他には法典整備や、現国学院大学の前進の皇典講究所にも携わっています。

 

 

 

山田顕義はどのような部分が評価されているのか?

軍人として活躍しているのは上で書いてある通りですが、1877年の西南戦争時に敵対関係の西郷隆盛に「小ナポレオン」と言わしめるほどの猛威を振るいました。(山田顕義は鎮圧側です)

また日本法律学校設立時は、当時欧米法教育が主だって扱われていたのを、日本の法律について教えると言う観点は珍しいものがあったようです。

しかし現在も日本大学として運営されている所を見ても、山田顕義の考えは一人よがりでもなく先見の明があったと言えます。

 

代表的な書など

 

山田顕義から伊藤博文や大隈重信への書簡(早稲田大学が所蔵)。

山田顕義漢詩書(山口博物館が所蔵)などがあります。

ちなみに父から書道や素読について教わっています。

 

 

 

各ワード紹介

■岩倉使節団

1868年に明治政府が誕生したその3年後に、伊藤博文や大久保利通と言った政府の重要人物や留学生など約150人によって各国に訪問しました。

それは不平等条約の改正の為でもあり、後世の日本の歴史を形作る礎になったと言われています。

 

 

 

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