山下新太郎(やましたしんたろう)
山下新太郎は1881年8月に、東京都根岸で
表具職人の子供として生まれました。
1901年に東京美術学校西洋画科に入学し
日本の近代美術に多大な貢献をした黒田清輝から学び
3年後には成績が認められ
飛び級で卒業となっています。
その後1905年にフランスに渡ると
スペインの巨匠と言われる
ディエゴ・ベラスケスの作品に強い衝撃を受け
作品の模写を始め、
また印象派の作品に触れる事で色彩感覚を養い、
中でもピエール=オーギュスト・ルノワールには
3度尋ねるなどして、自身の作風に
強い影響を受けました。
そのほか構図重視と光と影の対比を強調しながらも
印象派のテイストを取り入れた
ラファエル・コランやフェルナンド・コルモンからも
教わっています。
なお表具職人出身ということもあって
油彩画の修復に関するあらゆる知識と技能を習得し
日本に帰った後はその分野において
代表的な存在となり、1932年にフランス政府からも
レジオン・ドヌール勲章を授与されました。
そして洋画家としてももちろん活躍し
1939年に自ら結成した一水会の
第3回展にて発表した『北窗』や『南窗』、
『奈良公園藤』なども有名です。
他の代表作には『供物』や『読書』、『窓際』
などを遺し、1966年4月に息を引き取りました。
作風
山下新太郎の作品は印象派的な
穏やかな作風として知られています。
オーギュスト・ルノワールの作風を
受け継いでいると言われており、
自然光を取り入れた爽やかな色彩感覚で
風景や静物画、肖像画を手掛けてきました。
なお山下新太郎はルノワールの言った
「対象物をよく観察する事で、初めて作品として
作られていく」の旨の言葉を大切にしており
作風にはそれが現れていると言えます。
一水会
1936年に洋画家や小説家としても
活躍している有島生馬。
小山敬三美術振興財団を創った小山敬三。
確かな技術力の女性像で有名な
木下孝則などで結成されました。
技術の向上はもちろんの事、
安易に格式張った作品を作るのを嫌い、
高尚な絵画作品を手掛ける事を目的としています。
ピエール=オーギュスト・ルノワール
1841年2月にフランスで生まれた印象派の画家です。
印象派の画家と言えばモネを連想される方も
いると思いますが、風景画を多く描いたモネに対して
ルノワールの場合は、人物にフォーカスを当てており
表情や仕草に注目していると言われています。
またルノワールは特に女性像を好んで描いており
1878年のパリ万国博覧会の影響もあって
他の画家と同様、団扇を持った『団扇を持つ少女』
を描いています。
ルノワールが山下新太郎にアドバイスをしたのは
その日本の人であり、同じ芸術家であると言う
関係性も予想できます。
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