洋画家の小山敬三は、
1897年に長野県小諸市に生まれました。
1915年に旧制上田中学校を卒業後、慶応大学予科に
入学しますが画家を志し中退して川端画学校に入り
藤島武二に師事し学びます。
やがて1918年に第5回二科展に『卓上草花図』を出品し
初入選を果たしましたが、2年後にはまたもや
父の友人・島崎藤村の勧めにより渡仏し、
シャルル・ゲランに師事しましました。
その後、1922年にサロン・ドートンヌで初入選し
後にサロン・ドートンヌの会員となります。
31歳で帰国して以降は、一水会を安井曽太郎らと共に創立し
翌年には再渡仏して1年ほどで帰国しました。
戦後は一水会と日展中心に出品を重ね
1959年には白鷺城をモチーフにした一連の作品で
日本芸術院賞を受賞しています。
63歳からは日本芸術院会員、日展理事となりました。
そして、1970年に文化功労者に顕彰され、
1975年、78歳のときに文化勲章を受章しています。
代表作には『浅間山』、『白鷺城』。
著書には、『来し方の記』などがあります。
小山敬三の作品は、一貫した端正な筆致と
独特な色彩感覚により、
悠々とした文人画的な風格を醸し出しています。
小山敬三自身も「智、情、意の調和のうえに
作者の新鮮な感激が盛られて、血がかよい、
魂がこもって見る人の心を揺り動かす、
すなわち気韻生動の画境こそ
長い生命をもつ芸術である」と語っているように、
作品には圧倒的な存在感と
骨太な気概を感じることができます。
モチーフはダムや城、建築物などの硬質なものが多く
構図や形へのこだわりが特徴的です。
面や線が重なり合い、重厚でありながら
どこかおおらかな印象を受けるものが多く見られます。
そのほか風景画も描いていますが、
そのモチーフにも崖や渓谷など
構造的な要素を多く取り上げています。
小山敬三は
その優れた作品を発表するだけにとどまらず、
洋画の発展にも多大な功績を残しました。
1972年には故郷に美術館を建てて小諸市に贈り
また私財を投じて小山敬三美術振興財団を
設立しています。
そこでは油彩画の技法や修復技術の研究を目的に
油彩画家の表彰や油彩技術者の海外派遣を行うなど
後進の育成にも力を注ぎました。
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