大久保婦久子は1919年1月静岡県下田市で生まれます。
また黒田清輝への師事経験のある、
外光派の洋画家・大久保作次郎の
妻としても知られています。
12歳の時に静岡県立下田高等女学校に入り
1935年に卒業すると、同時に
女子美術専門学校師範科西洋画部へ
入学しています。
4年後、1939年に卒業すると、
自身は画家志望だったものの
第二次世界大戦終了直後を境に、
皮革工芸家として転身。
1954年に日本美術展覧会に初入選となりました。
また4年後には夫・大久保作次郎の後押しもあり
皮革工芸を学ぶために欧州地方へも渡っています。
その後も恩賜賞や内閣総理大臣賞など
各展覧会で多くの賞を受賞し、
60代以降は現代工芸美術家協会の
副会長なども務めました。
これらの功績が認められ2000年、81歳の時には
文化勲章を受章しています。
代表作には『神話』や『折』、『海の幸』、
『月食』などがあります。
大久保婦久子の作品は夢幻的と言われており
作品名称にはその雰囲気が現れているようです。
作品は、当時は使うのが珍しかった
皮革などの材質を活かし、編み込みや張り込み、
レリーフ技法などを使った爽やかかつ、
高級感もあるものとなっています。
なお大久保婦久子自身が
江戸時代に武具や仏教上でしか使われていなかった
皮革工芸を新しい形として蘇らせたという点は、
日本の皮革工芸品を語る上で
欠かせないものと言われています。
エジプトにおいては江戸時代での日本とは違い
皮革工芸日用品としても使われ、
またイギリスでは馬具としても使われていました。
また他の欧州地方においても、
職人が丁寧に作っています。
大久保婦久子は皮革造形美術集団である
ド・オーロの代表を勤めています。
ド・オーロで発表した作家としては、
2000年代では山崎輝子や鴨康子などが挙げられます。
他にも大久保婦久子は大久保婦久子展を度々開いたり
またモンゴル芸術大学名誉教授や
現代工芸美術家協会副会長などを勤めています。
残念ながら文化勲章を受けた直後に
亡くなってしまいますが、
氏の残した形跡は十分に
計り知れないものがある事が伺えます。
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