増田誠(ますだまこと)
増田誠は1920年、山梨県南都留郡に生まれました。
その後1933年に旧制都留中学校に入学し
中島由多禾から教わります。
また1938年に中学校を出ると、
北海道釧路への移住を経て看板業に務めながら
独学で絵の技術を習得していきました。
1950年には和製ゴーギャンと呼ばれる
上野山清貢から学び、2年後には上野山清貢がきっかけで
一線美術展に出展して初入選し、
以降も美術奨励賞を獲得するなど
同美術展で活躍していきます。
30代後半になるとパリに渡り、
アンデパンダン展への出品を経験しました。
滞在中は彫刻家・ザボのアトリエや
パリのホテルなどにも部屋を借りながら
制作活動を行い、1960年にシェルブール国際展で
グランプリを獲得。
さらにパリで行われる若手美術家の発表会として
有名なサロン・ドートンヌにも出展するなど
活躍を重ねていきます。
1970年になると小田急百貨店において第1回個展を開催。
以後も毎年同店で展示を重ね
1989年4月に日本にて、息を引き取りました。
作風
増田誠はパリに移り住んでから
旧約聖書やギリシア神話などを研究したり、
また作品にはカフェや少年、パリの風景などを
描いていきました。
それらの作品からは人々の生活のワンシーンを
情感豊かに感じ取ることができ、穏やかな趣と、
明るい色彩感覚で作品は描かれています。
このような特徴からその作品は
「パリ住民に対してのオマージュ(敬意)」とも呼ばれ
また活動終盤はパリのみならず
富士山を描くことにも挑戦しました。
ゴーギャンと上野山清貢について
ゴーギャンは1848年に生まれたフランスの画家で
その作品は思い切った構図や色彩感覚が
特徴とされています。
ゴーギャンの作風は陰と陽のように、
同じ対象物でもまるっきり正反対の要素を
別々の作品で描き出す面があると指摘されており
それはゴーギャンが物事の本質を見ているからだ
と言われています。
「和製ゴーギャン」として知られている上野山清貢は
荒々しい色彩感覚とタッチで対象物を正確に描く作風が
その内面性に着目していると称賛され、
ゴーギャンに例えられました。
サロン・ドートンヌ
毎年秋に開かれ、「秋季展」と言う意味があります。
元は新たな表現の場をとして作られた場であり
現在も開かれ2018年に岩崎ナギを始めとする
8人の日本人が入選したり、絵画のみならず
彫刻や装飾美術、舞台美術も募集しているなど
開かれた場になっています。
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