吉田源十郎は1896年3月に
高知県安芸郡で生まれています。
漆芸は、東京美術学校の助教授でもあり
彩漆絵や乾漆絵の作品で知られる
石井吉次郎から教えを受けました。
自身の作品は1928年に
第9回帝国美術院展覧会において
『麦の棚』が初入選となり、47歳の時の
『梅蒔絵飾棚』では芸術院賞を獲得。
また帝国美術院展覧会や、新文部省美術展覧会と
言った場でも知られる存在となります。
やがて第二次世界大戦の最中、
作品を作り続けると言う大変な時期を過ごし
52歳の時には金沢美術工芸短大の教授として就任。
目本漆工芸会においても会長を務めました。
吉田源十郎の作品は金色の華やかさ、そして
現代らしい洗練された雰囲気がある
と言われています。
以下は吉田源十郎の代表作です。
・梅蒔絵飾棚
・麦の棚
・阿ざみ紋漆皮果物鉢(あざみもんしっぴくだものばち)
・南天棚
・柘榴之図乾漆硯箱(すずりばこ)
・泉の衝立
・トマトの図棚
■梅蒔絵飾棚の飾棚
飾棚とは、収納と展示の両方の目的を
備えた棚のことです。
また蒔絵とは、金粉や銀粉などで
漆器模様をつける技法を指します。
■阿ざみ紋漆皮果物鉢の漆皮
牛や鹿などの皮の毛を取り除いてから、
裏打ちや漆塗りなどを経て器にする作業の事です。
その為に軽く頑丈な革になります。
■南天棚の天棚(あまだな)
天井からぶら下げた棚の事を指します。
天皿や火棚とも言います。
また2階の事も指します。
■柘榴之図乾漆硯箱について
△乾漆
奈良時代に中国から伝わった技法で、
麻布を何重にも重ねた素地を塗る技法を指します。
△硯箱
硯や墨、筆や水滴に小刀と言ったものも入れる箱の事で
当たり箱とも呼びます。
■泉の衝立の衝立
プライバシーを保護するために
部屋の中などで使う仕切りを指します。
無形文化財を守るために、伝統技術が現在でも
使われるようにする事を目的としています。
目本漆工芸会出身の漆工芸家としては
金具師の小川忠蔵を父として持ちながら
中山胡民の下で学び、古典蒔絵の複写をするなどの
努力を重ねた中山胡民。
加賀蒔絵を習得しただけでなく、
現代的な技術を持ち込み
新たな作風に昇華させた松田権六などがいます。
吉田源十郎は様々な生活の場に合わせて
作品を作っていたのが分かります。
現代的な作風で作られたそれは
今の言葉に置き換えるとモダンと言っても
良いかもしれません。
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