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掛け軸・絵画
2021/01/14

吉村忠夫とは【日本画家/作品/評価/代表作】

吉村忠夫(よしむらただお)の生い立ちは?

吉村忠夫は1898年に、福岡県遠賀郡で生まれました。幼少期に東京に移り住んでおり、のちに東京美術学校内で図書係として働くようになったのですが、この際に画家としての才能を評価されるようになったことがきっかけとなり、17歳の頃に同校の日本画科に入学。在学中にも1918年に文部省美術展覧会に出品した作品が初入選となるなど、その才能を磨き、卒業時には首席の成績だったと言われています。卒業後は研究科へと進み、1921年からは正倉院の御物について研究するようになり、これには10年もの歳月をかけて取り組みました。なお、この間には松岡映丘の開く画塾の常夏荘にて大和絵を学んでおり、その後の作品制作にも影響を与えています。

 

以降も1922年の第4回帝国美術院展覧会での『清吟緑觴』や、1926年の第7回帝国美術院展覧会においての『多至波奈大女郎』で特選を獲得すると言ったような活躍を続け、40代の時には国画院にて助言役を務めました。川崎小虎と共に日本画院を立ち上げたほか、満州や北支那、モンゴルの旅などにも出かけ、晩年には歌舞伎座の舞台美術にも携わります。

そして1952年、53歳の若さで息を引き取りました。

 

 

 

吉村忠夫の作品の特徴は?

吉村忠夫の作品は大和絵に古くからある技法をベースとして、様々な歴史風俗画を描いているのが特徴的です。

また古典文学をテーマにした人物画にも、特に関心を寄せて描いています。

 

 

 

吉村忠夫の評価は?

山本丘人や杉山寧、山口蓬春と続く映丘門下高弟の一人で、政府主催の展示会を代表する人物としても評価されているのが吉村忠夫です。

この評価の背景には、新時代における大和絵の研究を深め、さらに古典期工芸や正倉院御物の研究をした事も取り上げられます。

 

代表作

 

1918年、学生時代に第12回文部省美術展覧会で発表した『玉のうてな』。

1923年発表の『東台小景』(福岡県立美術館が所蔵)

1930年第11回帝国美術院展覧会で発表した『和光薫風』(なお同時に審査員ともなりました。)

他に1936年文部省美術展覧会招待展での『灯籠大臣』(東京国立近代美術館が所蔵)

1942年発表の『八幡太郎』(東京国立近代美術館が所蔵)などがあります。

 

 

 

各ワード紹介

■松岡映丘(まつおかえいきゅう)

1881年に生まれた日本画家で、作品の中でも自身が特に好んでいた武者絵などで、大和絵の伝統を今に伝えることに貢献しました。また、新興大和絵会や国画院などの美術団体を設立し、日本画壇を盛り上げています。

ちなみに吉村忠夫と同じ様に東京美術学校日本画科に入りトップの成績で卒業したり、政府主催の展示会の審査員を務めるなどしました。

 

■大和絵

その始まりは平安時代といわれています。それまでの日本は中国からの絵画を模範としていたのですが、やがて日本独自の風俗を描くようになり、それが大和絵と呼ばれるようになりました。

室町時代からは京都の宮廷お抱えの土佐派が目立つようになり、それまでの中国からの影響が際立っている唐絵とはまた異なる、独自の路線を編み出すようになります。

 

 

 

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