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骨董品
2019/10/03

古賀忠雄【彫刻家】

古賀忠雄(こがただお)

 

古賀忠雄は19032月に佐賀県佐賀市で誕生しました。

 

1909年に佐賀県師範学校附属小学校に入学。

 

幼い頃から手先が器用で、絵を描く以外にも

 

習字や手工に優れていたこともあり、小学校卒業後は

 

県立有田工業学校絵画科へ進学しました。

 

在学中にその才能を発揮した古賀は、

 

同行卒業後に進んだ東京美術学校彫刻科塑像部本科での

 

就学経験なども通じて芸術への意識を高めていきます。

 

その後1929年に第10回帝国美術院展覧会において

 

『仏心』が入選。

 

1939年の第3回文部省美術展覧会では『岬の男』が

 

特選を受賞するなど活躍を見せました。

 

また1942年に第5回文部省美術展覧会において出品した

 

『建つ大東亜』が帝国芸術院賞を獲得する事で

 

その地位は揺るぎないものとなります。

 

そして1967年に日本芸術院会員になり、

 

日本彫刻会理事長や日展常任理事となるなど

 

重鎮的存在となっていきました。

 

さらに70歳の時には勲三等瑞宝章も授与されています。

 

その生涯の内での制作活動は、彫刻以外にも

 

絵画や陶器など多岐に及び

 

1979年、76歳で息を引き取りました。

 

 

 

作風

 

古賀忠雄の作品は情感的な雰囲気を濃く表現しながらも

 

がっしりとした作風が有名で、日本において

 

彫刻界を席巻したのもその為だと言われています。

 

なお古賀は当初、日本画を学んでいたのが影響して

 

実力は東京美術学校の在籍時代から注目されていました。

 

 

 

古賀忠雄が日本画を学んだ影響について

 

日本画に限りませんが、絵画は描くよりよく見る事で

 

観察力を養うのが必要だと言われています。

 

例えば人物画を描くとしても、

 

対象の人物が分厚い素材の服を着ているとしたら

 

薄い素材のものと比べて動き方が違ったり、

 

筋力の一つ一つにも注視する必要があります。

 

古賀忠雄が日本画を学んでいた事から

 

彫刻においても技術力が高いと言われているのは、

 

観察力を鍛えてきた事もあると考えられます。

 

 

 

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