初代・諏訪蘇山は嘉永5年に石川県で生まれました。
加賀藩士である諏訪重左衛門好方の長男として育ち、
22歳から彩雲楼旭山の下で陶画を学び始めます。
その次の年には結婚をすると同時に
一時は東京へ移りましたが、
やがて金沢に帰郷しました。
その後は石川県立工業学校彫刻科の
助教授として勤めたのち、57歳のときには
京都で独立を果たしています。
東京から帰郷してからは陶磁器の研究を熱心に行い
高麗窯の復興などにも携わりました。
これらの功績が認められ、大正6年、
66歳のときに帝室技芸員となっています。
初代・諏訪蘇山の功績として取り上げられるのが、
朝鮮の高麗古窯の調査及び再興です。
朝鮮の高麗古窯は中国の宋時代から
伝わったものとされ、
特に青磁釉はその中でも代表的なものです。
なお青磁釉は鎌倉時代の頃に日本に伝わり
初代・諏訪蘇山においてはそれをベースに
多種多様な様式を研究・考案しました。
このような事からも、
日本が中国から与えられた影響は大きい
と言われています。
初代・諏訪蘇山の特徴としてもう一つ欠かせないのが
白磁となります。
白磁は白い土に透明な釉薬を掛けたもので、
特に李朝白磁として多くの人に支持されています。
鮮やかな白さがあると言うより
柔和な雰囲気が漂う白磁ですが、
李朝白磁はその中でも美しく、
また文様など派手な装飾を行わない
と言った特徴があります。
初代・諏訪蘇山は大正2年に
鳥の子青磁を提案しています。
鳥の子青磁とは、まるで紙のように薄い生地の上に
艶やかでまた白磁のように、
柔らかさのある細かな文様があるのが特徴的です。
大正5年から取り入れた飛青磁は、
青磁器に錆色や黒色の釉を斑点状に付けたものです。
中国から伝えられたものとされ、
初代・諏訪蘇山の場合は花瓶や抹茶碗等で
その技法を使っています。
他にも初代・諏訪蘇山は
ヨーロッパで考案されたイリジューム青磁を作ったり
また魚眼嵌白金も発案。
さらに赤色や青色、黄色や緑、紫色で餌付けした、
呉須赤絵と言う塗り方の別名も持つ
五彩釉陶磁器も作っています。
初代・諏訪蘇山の作品は、日本の陶磁器が
海外から影響を受けてきた歴史を伝えています。
初代・諏訪蘇山は、様々な技法で
作品製作のアプローチを試みました。
またこれらの技法の背景を辿ると
日本の陶磁器が、いかに中国など海外から
影響を受けている事がよく分かります。
なお諏訪蘇山の名は現代まで受け継がれ、
現在は昭和45年に生まれた
四代目・諏訪蘇山が活躍しています。
片づけ始める前にご相談ください
眠っている品物に思わぬ価値がある場合があります。
遺品整理業者・リサイクル業者は、骨董美術品類に高額をつけることはできません。
さらに処分費もかかります。無料査定・買取で賢い遺品整理・蔵整理をお勧めいたします。
買取専門店KURAYAは,骨董品,金・プラチナ、ブランド品、ブランド時計、ダイヤモンド、切手、古銭、勲章、日本刀・鎧兜、掛け軸・絵画、版画、おもちゃ・ノベルティ、 高級食器、珊瑚、翡翠・鼈甲・琥珀、カメラ、鉄道模型,、着物・小物、鉄瓶・茶道具 ,墨・書道具など確かな目で高額買取いたします。
買取専門店くらやは、新しいもの・古いもの、どんなお品も対象に鑑定する買取専門店としてオープンいたしました。貴金属・ブランド品買取をはじめとし、 古物・切手の買取・骨董品の買取に力をいれております。 ご自宅に眠っている貴金属・ブランド品・骨董品などはございませんか?古物・貴金属・ブランド品などを整理したい方、 現金が必要な方、お引越しで荷物を整理したい方、遺品整理、古い蔵を取り壊して中身を処分したい方など、様々なお客様からご利用いただいております。
新しい物・古い物、どんなお品も対象に査定する