今尾景年は1845年、京都で代々続く
京都友禅染屋の「伊勢家」で生まれました。
そして11歳の頃より浮世絵師梅川東居に学び
3年後には鈴木百年にも師事しています。
その傍ら三国香眠から詩文も学びました。
このように多くを学び腕を磨いた今尾は
30歳の時に京都博覧会に出品した作品が
受賞したのをきっかけに多くの賞を受賞して行きます。
2年後の第六回京都博覧会では
「牧童図」で銀賞を受賞しました。
この時期に今尾は
博物学者山本章夫の指導を受けながら
「花鳥図譜」の制作に取り掛かり
科学的な視点から花鳥を精緻に描いています。
その後も、第一回内国絵画共進会に
「鯉魚図」を出品し銅賞を受賞、
奈良博覧会では「余物百種の図」が一等金牌を受賞、
1893年には「鷲猿図」を
シカゴ・コロンブス万国博覧会に出品して
名誉賞牌を受けるなどし、
今尾景年の名は広く知られるようになりました。
50歳を過ぎてからも、内国勧業博覧会で二等妙技賞、
翌年には「芥子雀」、「鳩」を
日本絵画協会第一回共進会に出品し銀牌を受賞するなど
精力的な創作活動を続けていきます。
またこの時期は日本でも画業が最も盛んな時期であった
といわれており、
今尾景年は山元春挙や竹内栖鳳らと共に
日本画の近代化に大きな役割を果たしました。
これ以降もパリ万国博覧会や
セントルイス万国博覧会でも賞を受賞し
国内外でその作品が賞賛されています。
そしてこれらの功績が認められ、
1904年、59歳の時に帝室技芸員に任命されました。
また、1919年には帝国美術員の会員となっています。
今尾景年は色彩豊かな画法が得意で、
特にモチーフには花鳥図を多く取り上げています。
その絵は「綺麗濃褥」と称賛されています。
青年期の作品には師である百年の影響が色濃く見られ、
画風は南画風でありながらも
次第に花鳥画へと傾倒していき
沈南蘋や宋の院体画の影響を
受けているように見受けられます。
今尾景年は、国内外の博覧会、展覧会に
出品を続けて受賞を重ねました。
その優美で華麗な作品で
日本画界における地位を不動のものにし、
高い評価を得ました。
明治期の画家としてはその存在は傑出しており
円山四条の伝統を守り
長らく後進の育成にも尽力するなど
大きな功績を残しています。
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