重要無形文化財に認定される分野の一つとして
「陶芸」があります。
一口に「陶芸」といっても
その中には多種多様な製法があり、
認定されている技術にも
多くの種類があります。
ここではそんな陶芸についてご紹介します。
一般に陶器と磁器を総称して
「陶磁器」と言い表しますが、
その違いはご存じでしょうか。
まず陶器ですが、
これは土を焼いて作られるものです。
吸水性があり、釉薬を用いて
表面に装飾を施すと共に
耐水性を高めることもできます。
特徴としては
ゴツゴツ・ザラザラとした手触りで
弾くと鈍い音がします。
対して磁器は非常に硬く
金属音の様な高い音が鳴ります。
石の粉末や粘土質物を
陶器より高い温度で焼くため
引き締まった硬い地となり、
手触りは滑らかになります。
吸水性はほとんどなく
白い石の粉末を塗ることで
表面が白色に仕上がるため、
洋食器などでよく使われています。
以上のように
「陶磁器」というまとまりでありながら
材質や焼成温度なども異なる陶器と磁器ですが
このほかに、粘土を窯を使わずに焼き
釉薬も使用しない土器、
陶器と磁器の中間の性質を持つ
吸水性のない炻器(せっき)も
「陶磁器」に含まれています。
重要無形文化財に認定されているものの中から
いくつかをご紹介します。
透明な釉薬をかけて焼き上げた磁器の表面に
色絵具で装飾をし
600~800℃ほどの低温で焼きつける
「色絵」(または上絵)の技法を用いられた磁器です。
色絵の総称である赤絵(または五彩)や、
金を使った金襴手で人気の染錦手、
景徳鎮窯が有名な豆彩などの技法があります。
人間国宝には
十四代今泉今右衛門氏などが
認定されています。
白い素地に
無色の釉薬をかけて焼き上げた磁器が白磁、
この釉薬に少し鉄分が含まれたものをかけて
焼き上げたのが青白磁、
鉄分を多く含んだ素地に
青緑色になる釉薬を用いて
焼き上げた磁器が青磁です。
釉薬に含まれる鉄分の量や、
素地に彫り込まれた模様や縁に溜まった
その釉薬の量で青の色合いが変わることで
模様や形が引き立てられます。
井上萬二氏や福島善三氏などが
認定されています。
柔らかい乳白色の色味の素地に、
柿右衛門独特の美しい装飾がなされる技術です。
この作品の制作は
江戸時代から中断されていましたが、
昭和期に復元が成功しました。
その技術の保持団体として
柿右衛門製陶技術保存会が
認定されています。
現在の佐賀県の鍋島藩で制作された
鍋島焼の色絵磁器のことを差します。
赤・黄・緑の3色を基調としており
独特の図柄は江戸時代の磁器の中では
非常に精巧な絵付けであったとされています。
保持団体として
色鍋島今右衛門技術保存会が認定されています。
酸化鉄を含んだ「鉄釉」とよばれる
釉薬を用いて焼き上げられた陶器のことです。
含まれている鉄の成分によって、
黒や茶、柿色などの色が表現でき
日本には中国から伝わって以来、
茶道などと共にその技術が発展しました。
人間国宝には原清氏や
清水卯一氏が認定されています。
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