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掛け軸・絵画
2019/12/26

中山忠彦【洋画家】

中山忠彦(なかやまただひこ)

 

中山忠彦は19353月に福岡県小倉市で生まれました。

 

18歳の時に、女性の美しさを長年

 

追い求めた事で知られている、

 

画家の伊藤清永の内弟子となり

 

また阿佐ヶ谷洋画研究所でも学びます。

 

そして翌年、1954年に第10回日展において

 

初めて出展した、『窓辺』により初入選を獲得。

 

1957年には独立を果たしました。

 

やがて1969年の改組第1回日展での

 

『椅子に倚る』で、特選を受賞。

 

なお、これは作風の転換のきっかけとなる

 

自身の妻、良江と出会った後に

 

発表した作品となります。

 

1972年にはヨーロッパへ渡り、

 

そこで手に入れた衣装を妻に着せ

 

以降その姿が中山忠彦の

 

主なモチーフとなっていきました。

 

その後60代半ばの頃に日展常務理事となり

 

2007年に北九州市民文化賞を受賞しています。

 

 

 

妻をモデルにした作品群が有名

 

中山忠彦は自身の妻である良江を

 

モデルにした作品群が有名です。

 

その前も人物像を描き、師匠の伊藤清永と同じように

 

裸婦画も手がけてきましたが、

 

1963年に旅先で良江と出会い

 

以降は主に着衣画を描くようになっています。

 

なお19世紀の宮廷で使われたものなど

 

1972年からは古くからある衣装を良江に着せて

 

作品を描いています。

 

その際は音楽をかける事もあり

 

そういった夫婦の関係性に憧れる人は

 

男女ともに多いのではないでしょうか。

 

また出来上がった作品は上質で

 

優雅な雰囲気のあるものとなります。

 

 

 

歴史のある衣装を着せる理由

 

歴史のある豪華な衣装を着せている理由として

 

中山忠彦は「女性が美しくなるから」

 

と言う趣旨を語っています。

 

そのような衣装に着た人が負けないように

 

モデル自身が内面性を見つめ直す事になり

 

衣装に負けない女性となっていく

 

と考えているようです。

 

なおずっと同じ女性をモデルに描いているので

 

段々と豪華な衣装に見合う人として

 

成長していく様子も、

 

中山忠彦の展示会では楽しめます。

 

 

 

展示会では衣装も公開

 

2018年11月から千葉県立美術館で行われた

 

「企画展 中山忠彦 ー永遠の美を求めてー」では

 

作品のみならず購入してきた衣装も見られました。

 

その際は美術という範囲を超えて

 

多くの女性の心がときめく内容となったはずです。

 

中山忠彦の作品は、一人の女性を

 

ずっと見つめ続ける美しさが感じられます。

 

 

 

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