ラリックはフランスの
ハンドメイドクリスタルのメーカーです。
19世紀末に訪れたアール・ヌーヴォーと
アール・デコ期を代表するデザイナー、
ルネ・ラリックによって創設されました。
1860年、シャンパーニュ地方に生まれたラリックは
パリで育ち
16歳の時に宝石職人に弟子入りします。
夜間はパリの美術学校で学びながら
成長を遂げたラリックは
1880年頃から
カルティエなどの大手企業とも契約を果たす
高級アクセサリーデザイナーとして活躍を始め、
パリのヴァンドーム広場に
アトリエを構えます。
1890年代半ばには
当時人気だった女優
サラ・ベルナールが得意客になり
サロンで展示会を開催するなど、
ルネ・ラリックの名は
パリの宝石・ファッション業界で
かなり有名になっていました。
さらに1897年には
ベルギーのワールドフェアに出品した宝石が
レジオン・ドヌール勲章を受賞します。
1900年に行われたパリ万国博覧会では、
受賞には至らなかったものの
彼の作品は大きな注目を集めました。
このように20代から40代まで
ジュエリーの作品を造り続けたラリックですが、
彼の才能は
ジュエリー制作だけに留まりませんでした。
その転機は1907年、
ヴァンドーム広場で近所だった
香水商のコティによってもたらされました。
すでに宝石や様々なものにガラスを取り入れ
制作を行っていたラリックは、コティから
香水のラベルのデザインを頼まれましたが
「香水瓶も作らせてほしい」と申し出ました。
当時美しいデザインの瓶に
香水を詰めて販売するというのは非常に斬新で
ラリックの店に並んだ優美な香水瓶たちは
すぐに評判になります。
こうしてラリックは
ガラス製品の制作に力を注いでいきました。
1921年頃には新たにガラス工場を設立し、
ラリック社の起源が出来上がります。
香水瓶以外にも花瓶、置時計、
さらにはオリエント急行のインテリアや
ホテルのステンドグラス
有名自動車会社のカーマスコットなど、
ラリックは晩年までガラス製品の制作を続けました。
ラリックの作品は花や草木、動物、昆虫、
神秘的な女性像などをモチーフとしたものが
多く見られます。
ガラス製品にはフロステッドとよばれる
艶消しの技法を使った装飾表現が見られ、
サティナージュと呼ばれるこのテクニックは
光を単純に透過することなく
内部にこめてから柔らかに反射します。
深いトーンから透明に近い仕上げまで作り上げる
ラリックのフロステッド加工は、
作品に独特な陰影をもたらす
世界最高の技術といえます。
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