1735年現在のベルン州ジュラ地方にあるヴィルレ村の家屋の2階に最初の工房を構えたのがスタートで、ブランパンは世界最古の時計ブランドと言われています。 280年の歴史を持っています。 時代を超えて常に時計メーカーをけん引する存在であり、貴重なブランドであるといわれています。
1815年、フレデリック・ルイ・ブランパンは製造方法を近代化し、伝統的な手作業の工房を量産可能な工業へと変貌させました。シリンダー脱進機をアンクル脱進機に替えることで、時計製造業界に大きな変革をもたらしました。 1865年には2階建ての工場を建設、製造に要する電力を賄うために水力エネルギーを活用し、製造方法を近代化、高級品の製作に取り組みました。
1926年世界初の自動巻腕時計を商品化。その4年後、この機構をさらに小さいサイズの腕時計に搭載し、「ロールス」を発表。これが世界初の女性用自動巻腕時計になります。1953年には「フィフティ ファゾムス」を発表。
「フィフティ ファゾムス」
この時計は海中での活動に使用可能な信頼できる腕時計を必要としていたフランス海軍のフロッグマン(軍事活動を行う水中工作員)の要望により製作されたものです。後にダイバー向け腕時計の基準になったといわれています。
1970年代クォーツ・ショックの余波を受け、やむを得ず一時休止状態となりました。1983年にオメガの専務取締役を務めていたビバー氏がブランパン復活させました。
ブランパンの6つのマスターピース、トウールビヨン・永久カレンダー・ミニッツリピーター・ムーンフェイズ・クロノグラフ・ウルトラスリムは同一円型のケースに収めた機械式時計の基本とされており、これらを1つの丸い腕時計のケースに入れ込んだ大傑作が、ブランパン復活を世に強く強調しました。
「ヴィルレ」