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1875年、ジュラ山脈のジュウ渓谷で古くから時計に携わっていた名門一家の出身の時計師ジュール=ルイ・オーデマとエドワール=オーギュスト・ピゲが互いに協力関係を結んで誕生したのが、このオーデマ ピゲです。 初期の懐中時計用ムーブメントは、少なくとも一つは複雑機能が備わっていて、高度な複雑時計技術を要するミニッツリピーター機構に至っては3分の1の製品に搭載されていたといわれています。
1928年に腕時計の製造を始め、1930年代にはすでにジャンピングアワーやミニッツリピーターといった先進技術を開発。1934年に開発された懐中時計用スケルトン・ムーブメントは完璧であるとの高い評価を受けました。手工芸の粋を集めて繊細な彫刻がされたスケルトンウォッチはオーデマ・ピゲの名前を一流ブランドへと押し上げていきました。
1946年には世界で最も薄い腕時計用手巻きムーブメントを開発して、50年代や60年代のドレスウォッチ全盛時代をリードしました。1955年世界で初めて閏年機能を搭載するパーペチュアルカレンダー腕時計を製作。時計の世界に新しい時代を切り開いた。
1972年「高級時計の常識を覆す」と世界初のステンレススティール製の高級スポーツウォッチ「ロイヤル オーク」を発表。
左「ロイヤル オーク」 右「ロイヤル オークオフショア」
高級時計の既成概念や価値観をオーデマ ピゲ自身が打破しました。当時としてはユニークな船の舷窓をモチーフにしたベゼルや、ケースと一体化したブレスレットも斬新かつ大胆なデザインでしたが、それはライフスタイルをエンジョイする人々のための「ラグジュアリー・スポーツウォッチ」という現代の先端的なコンセプトを先取りするものでした。
1978年にオーデマ ピゲが製造した自動巻きパーペチュアルカレンダーは、ステップベゼルという独創的なデザインで、その後の時計界に多大な影響を与えた名作です。
創業以来、時計機構の最高峰のひとつであるパーペチュアルカレンダーを作り続けるオーデマ ピゲ。彼らの遺伝子の中に、このメカニズムが組み込まれていると言っても過言ではないでしょう。
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