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骨董品
2019/06/07

青木龍山【文化勲章/陶芸】

青木龍山(あおきりゅうざん)

 

陶芸家の青木龍山は、

 

1926年に佐賀県に生まれました。

 

25歳の時に東京多摩美術大学日本画科を卒業し

 

法政大学第二高等学校や法政大学女子高等学校の

 

美術教師に就いています。

 

また、2年後には青木の父が経営していた

 

陶磁器製造販売会社・青木兄弟商会に呼び戻され、

 

絵付けの仕事に従事しました。

 

この頃から、有田焼の香蘭社9代深川栄左衛門の

 

女婿であった水野和三郎に師事し始めます。

 

当時佐賀県では窯業の振興を目的に、

 

後継者たちに轆轤の実技指導を行っており

 

青木龍山も

 

この時に轆轤技術を初代奥川忠右衛門から

 

学びました。

 

その後帰郷すると、有田陶磁器コンクールで

 

1等賞を受賞し、翌年には同展で知事賞を

 

受賞しています。

 

さらに第10回日展では『染付花紋大皿』を

 

初出品して入選を果たしました。

 

やがて青木兄弟商会が倒産すると、

 

自宅に仮窯を設けて陶磁器制作を行い

 

作家を目指していきます。

 

青木は制作活動の中で

 

当初は染付や染錦の作品を出品していましたが

 

のちに天目に比重を傾けていきました。

 

日展へ毎年出品を重ねて、1971年の第3回日展では

 

『豊』が特選を受賞すると、その後の出品は

 

この天目『豊』シリーズが多くなっていきます。

 

やがて日本現代工芸美術展では

 

『豊延』が会員賞と文部大臣賞を受賞し、

 

その作家活動が軌道にのっていきました。

 

以降は日本現代工芸美術家協会理事や

 

日展評議員に就任すると共に、

 

日本現代工芸美術展で文部大臣賞を受賞したり

 

日展にて日本芸術院賞を受賞するなど

 

数々の賞を受賞していきます。

 

これらの功績が認められ、

 

1999年に文化功労者として認められたのち

 

2005年、79歳の時には文化勲章を受章しました。

 

 

 

青木龍山の作品の特徴と技法

 

青木龍山は

 

染付や色絵が盛んであった有田にあっても、

 

一貫して漆黒の天目釉に砂鉄、銀砂などで

 

作品を作り続けました。

 

広口で張りのフォルムと条線文様を用いた

 

モダンなデザインを得意としています。

 

花器を中心に、独自の感覚で

 

有田焼の代表的作家となりました。

 

 

 

青木龍山の評価される所以

 

青木龍山は佐賀県で初めての

 

文化勲章の受章者となり、

 

日展を中心に作品を発表し

 

その第一人者の地位を得ました。

 

天目釉を使用した

 

異色の有田焼の代表的な作家として

 

高く評価されています。

 

 

 

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