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骨董品
2019/02/14

堂本印象【帝室技芸員/日本画】

堂本印象(どうもといんしょう)

 

堂本印象は1891年に

 

京都市の醸造業を営む家庭に生まれました。

 

幼い頃から絵画や本を好み、小学校を卒業すると

 

京都市立美術工芸学校に入学しています。

 

その後19歳で卒業すると、

 

京都市立絵画専門学校で日本画を学び始め

 

卒業すると日本画家の西山翠嶂の元で学びました。

 

やがて帝国美術院展覧会にて作品『深草』が入選。

 

それ以降も『調鞠図』で特選を獲得、また

 

第6回帝展では帝国美術院賞を獲得しています。

 

これらの功績が認められ、1944年、53歳のときには

 

帝室技芸員に任命されました。

 

生誕から100年以上経っている氏ですが、

 

堂本印象の作品を収めた京都府立堂本印象美術館が

 

2018年3月に約50年ぶりに

 

リニューアルオープンするなど、

 

現在でも多くの人に親しまれています。

 

 

 

主な特徴

 

■古来のテーマのものから斬新な作風へと変える

 

堂本印象の作品の特徴は、当時としては

 

斬新な作風を確立させていった所にあります。

 

日本画と言えば、仏や花鳥など

 

古くからあるものを最初は描いてきました。

 

それらは西山翠嶂が

 

テーマにしてきた作風でもあります。

 

ちなみに京都市立美術工芸学校の在学中に

 

京都西陣の図案を制作したり、

 

寺院の襖絵を描くなど、古来の日本美術への貢献も

 

多く果たしました。

 

しかし、現代の社会を反映させた作品作りに

 

舵を方向転換し、大きな話題を集めてもいます。

 

堂本印象の作風の多用さと現代風俗画のテイストは

 

近現代の抽象画を想起させる部分もあります。

 

■アンフォルメル

 

堂本印象の活動後半の時期になると、

 

アンフォルメルが目立つ作品も見られます。

 

アンフォルメルとは、「形の定まっていない美術」

 

と言うもので、ミシェル・タビエが考案したものです。

 

エネルギッシュな作者の情熱をぶつける、

 

型破りなその作風はパリから始まり、

 

多くの日本人作家にも影響を与えました。

 

堂本印象もその中の一人で、上記で取り上げた

 

京都府立堂本印象美術館も

 

氏が自ら手がけた外装や内装に至るまで、

 

アンフォルメルが色濃く反映されています。

 

 

 

リニューアルされ後世に伝わりやすくなった京都府立堂本印象美術館

 

京都府立堂本印象美術館は大幅にリニューアルされ

 

カフェや待合スペースを設けたりするなど、

 

以前よりも入りやすい美術館として作り上げています。

 

経年変化で傷んだ外壁を修繕したり、

 

手がけた作品もより見やすい展示に改善し、

 

堂本印象の意図や作品を尊重しつつ

 

美術館を一新しました。

 

堂本印象の作品の良さを後世にも残すべく、

 

尽力しています。

 

 

 

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