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骨董品
2019/08/09

和田英作【帝室技芸員/洋画】

和田栄作(わだえいさく)

 

和田英作は1874年12月に鹿児島で生まれました。

 

やがて13歳の時には明治学院に入学し

 

上杉熊松から洋画について

 

教えを受けるようになります。

 

在学中には内国勧業博覧会で

 

日本人洋画家の作品を目にしたことをきっかけに

 

洋画の制作と学習に本格的に取り組むことを決意し、

 

1891年にはついに明治学院を辞め

 

洋画塾に移りました。

 

その後1894年には同じフランスで学んだ

 

日本の外光派の父と言うべき存在、

 

黒田清輝が立ち上げた天真道場に入門しています。

 

1900年にはフランスに渡り

 

アカデミー・コラロッシへ入学。

 

黒田清輝なども師事したラファエル・コランから

 

教えを受けました。

 

帰国後は展覧会への出品や

 

各展の評議員などを務めたことで名を広め、

 

東京駅の壁画制作なども行っています。

 

1932年には東京美術学校の校長となり

 

白馬会の立ち上げに加わると共に、

 

官設美術展において作品を出品。

 

官設美術展を代表する作家となりました。

 

そして1934年、60歳の時には帝室技芸員に任命され

 

1959年1月に息を引き取ります。

 

代表作には『野遊』や

 

『渡頭の夕暮』などがあります。

 

 

 

■特徴

 

和田英作の作品は土台の整った写実表現と、

 

それでいて外光派の作風を取り入れた所に

 

特徴があります。

 

風景や生物、人物を事細かに描写し

 

リアリズムを代表する作家の一人として

 

数えられます。

 

また帝国劇場用の装飾壁画も制作しています。

 

 

 

■作品の背景

 

・写実表現

 

見たものをそのまま描こうと言う作品を示します。

 

リアリズムやナチュラリズム 、

 

現実主義とも言われています。

 

・外光派

 

風景などのスケッチは外で、

 

着色は室内で行われていたのに対して、

 

着色も野外で行った作品として知られています。

 

自然光をそのまま作品に取り入れたい

 

と言う考えから来ており、

 

19世紀のフランスにて誕生。

 

また印象派とも呼ばれ

 

印象派は主観の交えない写実表現とは

 

対極の存在にあると言われており、

 

和田英作の作品が外光派的写実

 

と言われているのも

 

その所以と考えられます。

 

 

 

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