
日本刀・鎧
郡山店
鎧兜 十二間筋兜
買取金額
150,000円
江戸時代の重厚な〈鉄地漆塗兜〉をお買取しました。
人体の最重要部分である頭部。頭部を守る役割を果たす防具〈兜〉が日本で出現したのは古墳時代のことでした。兜は時代の変遷と共に武将達の威厳を表現したり、個性を主張したりする役割をも担うようになります。戦国時代以降は、武将の宗教観・人生観を如実に反映すると同時に機能面においても改良が続けられた兜は、防具としても進化していったのです。
日本の甲冑は、世界の防具と比較しても彩りが豊かで美しいことが特徴と言えます。その時代の鍛鉄・皮革・漆工芸・金工・組紐など、様々な分野の技術を駆使して製作がなされました。
出張買取にてお買取したこちらの〈鉄地漆塗十二間筋兜〉は、鍛えられた鉄地に漆が塗られ、両脇には金色の丸に三つ引き両家紋が見られます。八幡座の菊座の作行も良いものです。眉庇・吹返しに金唐革、縁に覆輪など上手の装いでしょう。
大変古い兜でしたので、スレ汚れ、小キズ、錆、漆の剥がれ等はみられますが、貴重なお品物であるため高評価となりました。
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