1937年（昭和12年）の新高額切手のお買取です。

〈新高額切手〉とは、1924年（大正13年）から1937年（昭和12年）の間に発行された普通切手を指します。額面は5円・10円の2種類があり、当時の日本の貨幣価値でいうとどちらも非常に高額な切手でした。

電話料金の支払いや加入登記に使用するために発行された切手であったため、現在の郵便切手のようには使用されませんでした。発行枚数も少なかったため、希少価値が高くなっています。

新高額切手の特徴は、2種類の用紙〈大正毛紙〉〈昭和白紙〉が使われていることです。 大正時代に発行された大正毛紙には着色繊維が織り込まれた紙が使用され、また〈大正すかし〉と呼ばれる透かし加工がされています。昭和時代に発行された昭和白紙は、その名の通り白紙が用いられており、〈昭和すかし〉という透かし加工が見られます。

こちらの新高額切手は〈昭和すかし〉が使われたもので、状態も良く美品です。