大正～昭和期の浮世絵師〈川瀬巴水〉の作品をお買取しました。

〈川瀬巴水〉は1883年に東京で生まれた版画家・浮世絵師です。1897年より川端玉章門下の青柳墨川に日本画を学び、1910年に〈巴水〉の画号を与えられました。
後に自身の日本画に限界を感じた川瀬巴水は、版画家に転向することに。

雪・月・雨など詩情的な風景版画を得意としており、川瀬巴水の作品は葛飾北斎・歌川広重と並び、海外でも非常に高い人気を誇っています。
こちらのお品物は、保存シワが見られましたが破れ等は無く、概ね状態が良好でしたので高額査定とさせていただきました。

大正時代から昭和初期ごろの新版画の作家の中には、他にも吉田博・橋口五葉・伊東深水・小林清親など、現在とても評価の高い作家が多くいます。骨董品ブームだった昭和30年代頃に出回っていたお品物の中には、これらの作家の作品が眠っている可能性がありますので是非ご相談ください。