日本刀・鎧
郡山店
鎧兜 十二間筋兜
買取金額
150,000円
江戸中期の装剣金工師〈土屋安親〉の小柄をお買取しました。
〈土屋安親〉は、1670年に出羽国田川郡鶴ヶ岡城下で庄内藩士の子として出生した装剣金工師です。1703年には江戸神田に居を構え、同郷の珍久の師・奈良辰政に師事します。1711年頃には奥州守山藩藩主・松平大学頭頼貞に仕え、頼貞好みの刀装具の制作に携わりました。
奈良利寿・杉浦乗意と共に、奈良三作として珍重された一人としても知られており、鐔・縁頭・目貫・小柄など数々の作品を残しています。代表作としては、重要文化財〈浜松千鳥図鐔〉〈豊干禅師図鐔〉や重要美術品〈竜図鐔〉等といった作品が挙げられます。
今回お買取した小柄袋には、表面に象文様金銀象嵌細工、裏面に鼠の彫刻が施されていました。細工が精密で意匠も面白く、素晴らしい出来栄えの小柄袋です。
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