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和本 異人恐怖傳

買取価格
50,000
買取品目
骨董品
作家名
付属品
買取店舗
本店営業部
買取方法
出張買取

鑑定士からのコメント

和本〈異人恐怖傳〉をお買取しました。
和本(和装本)は、和紙を用い日本の伝統的な製本法によって制作された書籍のことです。主に冊子形の書物を指し、巻子本や折本は含まないのが一般的です。和本には、縦長の〈美濃本〉や横長の〈横本〉の他、三つ切本・四つ切本・枡形本・豆本など種々の大きさのものが存在します。

 

嘉永3年(1850年)に刊行された〈異人恐怖傳〉は、ドイツ人医師エンゲルベルト・ケンペルの著書〈日本誌〉の一部が抄訳されたものです。日本誌はヨーロッパにおいて日本が初めて体系的に記述された本で、原題は〈鎖国論〉です。ケンペルの趣旨としては「日本が鎖国をするのは理があり、国民は幸福に暮らしている」という好意的なもので、異人恐怖伝は幕末に開国を求める外圧が強まった時期に出版されました。前編2巻が〈鎖国論〉の翻刻で、後編1巻はそれを土台にした翁満の論で構成されています。

 

出張買取にてお買取した異人恐怖傳は、3巻3冊が揃っており高評価となりました。

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