骨董品
本店営業部
印籠|煙草入|根付
買取金額
48,000円
古格漂う重厚な造りの、龍文堂造鉄瓶をお買取しました。
〈龍文堂〉は、江戸末期から昭和33年頃まで8代続いた鉄瓶屋で、まさに京鉄瓶の元祖ともいえる工房です。1764年頃の京都にて、初代の四方龍文が蝋型鋳造の技法を用いて鉄瓶を作ったのが始まりとされています。
龍文堂の京鉄瓶は、明治から大正にかけては高級路線で製造していた歴史も持ち、出回っている数もあまり多くはありません。龍文堂には本家と分家が存在しますが、本家のお品物には〈龍文堂〉の在銘があります。
お買取したこちらの鉄瓶は、荒々しい肌地に〈君子珍宝賞歓〉の漢詩と柘榴が浮彫され、蓋の透かし彫刻など細部まで非常に凝った作品です。蓋裏に〈龍文堂造〉の彫銘があります。
経年のスレ汚れ・縁の小アタリ等はありますが、水漏れなどは見られませんので高評価となりました。
くらや独自の買取システムにより、店舗ごとの買取価格差はありませんのでご安心ください。