細密に彫刻された象牙の鳥の置物をお買取しました。

この〈象牙鳥彫刻〉は、遺品整理をされていたお客様から「何か価値のありそうなものを見極めてほしい」という依頼があり、出張査定で訪問した際に見つけました。
いわゆる〈バブル期〉に流行った小さな象牙彫刻で、何気なく飾り棚などに置いてあることがあります。羽根や脚など、細部にわたり細密彫刻された大変美しいお品物です。一見すると玩具のようですが、立派な細工物工芸品で、工人の対象物への理解が伝わってきます。

日本の高度成長期からバブル前後までの工芸品には、意外と手の込んだ作品が多くあります。見落としがちなものなので注意が必要です。経験豊富な鑑定士でなければ、見落とされ処分となっていたかもしれません。

今回お買取したこちらのお品物は、状態も大変良好でしたので高額査定となりました。