
骨董品
本店営業部
印籠|煙草入|根付
買取金額
48,000円
中国美術の〈象牙彫刻飾り瓶〉のご紹介です。
全面に饕餮文様が丁寧に刻まれたこちらのお品物は、文化大革命(1966~1976年 中国共産党主席だった毛沢東が提唱した政治運動)以前の高い技術力を誇った中国芸術家の力量を伺い知ることができます。
中国の神話における〈饕餮〉(とうてつ)とは、体が牛または羊で人の顔を持ち、爪は虎、水牛のような曲がった角をもつ怪獣のことです。
「何でも喰らう魔物」という意味の字から連想され、中国では古来から魔よけの意味として好まれるようになりました。殷代から周代にかけては、青銅器や玉器の修飾に〈饕餮文〉と呼ばれる模様が部分的に用いられています。
このような意味を知った上で文物や美術品を鑑賞すると、より一層楽しめるかもしれません。
経年劣化による変色は見られましたが、痛みなどはそれほど見られず、台座や元箱も付属していたため高額査定となりました。
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