
骨董品
本店営業部
印籠|煙草入|根付
買取金額
48,000円
出張買取にて、象牙七福神彫刻をお買取しました。
日本における象牙彫刻の歴史は長く、千年以上の歴史があります。今は根付(ねつけ)・帯留(おびどめ)などの装飾品や、判子・美術品が主ですが、当時は大変貴重なものとして扱われていたようです。正倉院に保管されている紅牙撥鏤尺(こうげばちるのしゃく)などは、国家珍宝帳所載の品でした。
象牙の文化は、幕末より少し前に武士から庶民へと広がり、根付・印籠・櫛などの生活用品へ加工され始めました。明治~大正時代には多くの名工が誕生し、象牙彫刻は隆盛期を迎えることに。昭和の高度経済成長期の頃には殆どの象牙が印鑑に、その残りが根付や帯留などの装飾品にされ、美術品というより生活用品の役割が強くなっていきました。
現存している象牙彫刻は大変貴重な美術品と言えるでしょう。
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