Case 買取実績
掛け軸
本店営業部

東東洋 掛軸

買取価格
80,000
買取品目
掛け軸
作家名
東東洋
付属品
時代箱
買取店舗
本店営業部
買取方法
出張買取

鑑定士からのコメント

仙台藩御用絵師〈東東洋〉筆の掛け軸をお買取しました。

 

東東洋は江戸中期から後期にかけて活躍した絵師で、仙台を代表する絵師の一人です。現在の宮城県登米市で生まれ、後に狩野梅笑(1728年~1807年)から本格的に日本画の手ほどきを受けました。

 

18歳の頃に狩野梅笑の婿となってから上京した東東洋は、しばらく京都・長崎などを遊歴し、中国古画の模写をはじめ南蘋派を学びました。中国人画家に教えを請い、40歳頃には法眼の位を得ていたようです。

 

1796年(寛政8年)仙台藩に画工として命じられ、江戸屋敷や仙台城の襖絵・屏風などの製作にあたっていることが記録に残っています。仙台四大画家(東東洋・菅井梅関・小池曲江・菊田伊洲)の一人として活躍しました。別号に〈白鹿洞〉があります。

 

こちらの作品〈月下舟遊図〉は、親しみやすい画風ながら緻密な描画で迫力ある大幅掛け軸です。
東東洋の掛け軸は、時代経過による痛みが見られる作品が少なくありません。そのため、東東洋の作品の買取査定ポイントは真作であることはもちろん、作品の状態が非常に重要となります。

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