
骨董品
本店営業部
印籠|煙草入|根付
買取金額
48,000円
〈島岡達三〉の人間国宝認定直後の傑作作品をお買取しました。
島岡達三は、1919年に東京で生まれた陶芸家です。1938年に日本民藝館を訪れ民芸の道を志すようになった島岡達三は、東京工業大学窯業学科を卒業した後益子に築窯します。
後に日本民芸館賞・栃木県文化功労章・日本陶磁協会賞金賞などの受賞を重ねていった島岡達三は、縄文土器に学んだ独自の技法と縄文象嵌を確立したとして、1996年に重要無形文化財保持者(民芸陶器)に認定されました。
〈縄文象嵌〉とは、組紐を器面に転がして押痕を作り、そこに化粧土を埋めて作る島岡達三の数ある陶芸装飾技法のひとつです。穏やかな印象ながらも、その洗練された作風は民芸陶器の芸術的価値をより一層高めるものとして、国内外で高く評価されています。
お買取したこちらの〈象嵌赤絵草花文壺〉は、赤絵で草花文を全体にあしらった素晴らしい作品です。付属品も完璧に揃っており、作品の状態も良好でしたので高評価となりました。
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