Case 買取実績
骨董品
本店営業部

中田一於 大皿

買取価格
110,000
買取品目
骨董品
作家名
中田一於
付属品
共箱
買取店舗
本店営業部
買取方法
出張買取

鑑定士からのコメント

九谷焼名工〈中田一於〉作の大皿をお買取しました。
中田一於は、日本を代表する伝統陶磁器工芸品・九谷焼の作家です。1949年に石川県小松市で生まれ、九谷焼の色絵を行う家業出身でもあります。

 

九谷焼の重要無形文化財保持者である三代目・徳田八十吉から教えを受けた中田一於は、1968年に石川県特産々業伝修生に選ばれ、その後数々の展覧会において受賞を重ね続けます。2011年には、伝統工芸の保存・伝承に貢献したとして紫綬褒章を授与されました。

 

中田一於は30代と若い内から、〈釉裏銀彩〉の技法を編み出したことでも知られた人物。釉裏銀彩とは、九谷焼では使われてこなかった銀を利用した方法です。銀箔を釉薬同士で挟む釉裏銀彩によって、ブルーとシルバーの色合いがスタイリッシュな印象を与える作品が誕生します。青が目立つ〈淡青釉裏銀彩〉や、桜を思わせる〈淡桜釉裏銀彩〉など、バリエーションが豊かなのが特徴です。

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