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2016.11.02
着物

Yves Saint-Laurent (イヴ サン ローラン)

Yves Saint-Laurent (イヴ サン ローラン)の歴史と概要

1936年フランス領アルジェリアのオランで、保険会社で働く中産階級の両親の家庭に生まれました。1953年17歳の時にパリのシャンブル・サンディカル・ド・ラ・オート・クチュールファッションデザイン学校に入学し、IWS主催のデザインコンクールのドレス部門においてカクテルドレスを発表し、最優秀賞を受賞しました。この時の審査員であったVOGUEのディレクターであるミッシェル・デブリュノフは、無名の若い少年のポートフォリオを初めて見た時、クリスチャン・ディオールと同じAラインの線を描くことに驚き、ディオールに紹介しました。そして独創的かつ想像力に富んだ彼のデザインは、ディオールに非常に強い感銘を与えました。1957年ディオールは自身のスタッフに「ここにある30のデザインはイヴの仕事に基づく私の最新のデザインであります、彼は特別な才能です。私は彼に認められたい」と言い、次のコレクションでイヴを使うことになります。しかし、イヴがまだ若かったのでディオールのスタッフから「もう少し待たなければならない」と言われてしまいました。だが、それが同年のディオールの死によって現実のものとなり、イヴは21歳でディオールブランドを財政的な破滅から救うために主任デザイナーとなり、仕事を始めました。

 

1962年ディオールを去ったイヴは、芸術後援者で恋人のピエール・ベルジェの出資により自身のレーベル「イヴ・サンローラン(YSL)」を設立、活動を開始します。1966年「イヴ・サンローラン」のプレタポルテ(高級既製服)ラインである「イヴ・サンローラン リヴ・ゴーシュ」のブティックをパリにオープンします。1970年代後半から1980年代初期まで資産家の支援により上流階級に絶大な人気を得ました。2002年に、パリでのオートクチュールコレクションを最後に引退しました。