森本草介(もりもとそうすけ)
森本草介は1937年8月に朝鮮全羅北道全州府
(日本が統治していた時期の朝鮮)
で生まれました。
なお父は洋画家で自由美術協会の会員でもある
森本仁平として知られています。
父による影響で画家になる事を決めた森本草介は
阿佐ケ谷美術研究所で美術を学ぶようになり、
1958年には東京藝術大学絵画科に入りました。
なお在学中であった1961年には伊藤廉教室にも通い
同じ年に安宅賞を獲得。
翌年には東京藝術大学絵画科を卒業すると
同時に専攻科に進み、助手を務めています。
その後1963年の国画会第37回展に作品を初めて出し
初入選ともなり、以後も1968年に
国画会サントリー賞を獲得するなどして活躍。
1969年には国画会会員に推薦され、
十騎会の設立にも携わりました。
40歳の頃には初個展を開き、
1984年には『森本草介画集』を出版。
そして2015年10月、78歳で息を引き取りました。
代表作としては『休日』や『横になるポーズ』
『光の方へ』などがあります。
抽象画から美人画となった作風
森本草介は活動初期に抽象画を多く発表しています。
薄塗りを幾度となくする描写方法を行ってきましたが
それは美術界が多くの抽象画を求めてきた時代に
影響を受けてのことと本人が語っています。
また、あまり頻繁に作品を発表できず
困難でもあると感じ、自身が納得行く作品を
生み出せていなかったようです。
そこから写実的に描く事に注力し、1969年には
静物画やフランスを描いた風景画などを
多く発表していきます。
1979年からは一人の女性モデルと
出会ったことが転機となり、
セピア調の美人画を多く発表するようになり
今日まで言われている森本草介の作品は
美人画がよく注目されています。
森本草介の美人画は
筆跡を出さない詩情あふれる世界観が特徴的であり
光の取り入れ方が見事で、
また裸婦画であっても下品にはならず
上品な雰囲気があるものとして描いています。
これには制作背景に、クラシックをBGMとして聴き
キレイなものをさらにキレイに表現する
と言う信念で描いている点も活かされています。
森本草介の作品について
森本草介の作品は、2010年に開かれ
写実絵画を主軸にしたホキ美術館において
30作品分が収められています。
その事について森本草介自身が
非常に喜んでいると言った発言を残しています。
風景画にも現れている美しさや穏やかさなどを
追求してきた森本草介の作品数は少なく、
その分ホキ美術館でこれだけ見られるのは
貴重だと言えます。
幼少期は終戦の時代だったなど
大変な時期を過ごしてきたと考えられますが
その中で辿り着いた、
理屈を必要としないほどの美しい世界観を
是非堪能してみてはいかがでしょうか。
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