山口長男(やまぐちたけお)
山口長男は1902年11月から1983年4月まで
活躍した洋画家です。
韓国のソウルで生まれ中学生時代から
絵画を好んでいた山口長男は、1921年に日本に移ると
本郷洋画研究所で学び、川端画学校での勉学も経て
1922年に東京美術学校西洋画科へ進学しました。
その後1927年に東京美術学校西洋画科を出ると、
同校の在学中に知り合った荻須高徳や
岡田謙三と共に上杜会を設立。
また同年には日本に帰っていた、フランス・パリの
サロン・ドートンヌにて作品を入選していた
佐伯祐三を知ったことをきっかけに、
荻須高徳と共にフランスへ渡っています。
その次の年には、キュビズムの影響を受けた
彫刻作家で知られているオシップ・ザッキンの下で
立体的な作品の制作もはじめました。
なお佐伯祐三とサロン・ドートンヌの作品は
山口長男自身の作風にも影響を与えた
といわれています。
1931年に二科展の場に
『二人像』と『彫像』を出品すると、入選と共に
その抽象的な表現で注目を浴び、
以降も作品を出し続け
1936年の二科展の場においては
『態』と『臥』が特待となります。
また1953年にビエンナーレ展や
グッゲンハイム賞美術展などに作品を発表し
国際的評価を獲得。
日本における戦後の抽象絵画の第一人者として
知られるようになりました。
作風
山口長男はシンプルながら骨太な抽象表現によって
海外でも強い支持を得るようになりました。
その表現は西欧で見られる抽象表現とは違うのが
支持を得た理由と言われています。
他にも山口長男はデッサンや水彩画も手がけていますが
やはり評価が高いのは、前述した、
油彩による抽象表現となり、
ペインティングナイフを駆使した
マチエールを活かす表現などをしています。
作品は黒地やオークル色、茶褐色の色合いが有名です。
交流があり影響のあった二人の作風
■佐伯祐三
荒々しかったり細かく描いたりなど
自由なタッチで作品を描いています。
1925年辺りからパリの風景を描いた作品群が有名で
日本に帰ったのは1926年となります。
■オシップ・ザッキン
リズムや四次元などを現すかのように、平行や
凸凹などを駆使した立体的作品を手がけています。
また黒人彫刻の影響により幻想的だったり
自身の主観を大切にした作風も提示しています。
独自の路線を歩んだ山口長男
山口長男の作品は、
正直佐伯祐三とオシップ・ザッキンの影響を
受けたとは思えないくらい
極めてシンプルであるように見えます。
しかし自由かつ複雑な二人の作品を見て
その反対の境地について知ると言う部分が
少なからずあったと思います。
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