絹谷幸二(きぬたにこうじ)
絹谷幸二は1943年1月に奈良県奈良市で生まれました。
奈良学芸大学附属小学校への入学時から油絵を描き
中学生の時には奈良県展で入選します。
なお簡素的ながら力強さと
気品のある作風で知られる鳥海青児。
「エビハラ・ブルー」が有名な海老原喜之助。
練った構図と適切に色を使うことで知られている
林武と言った、画家達の作品に
興味を持つようになります。
さらにカメラを使い始め、
若くして画面全体の構成についても
意識を向け始めたといえる部分も垣間見えます。
その後1966年に、在籍していた東京芸術大学
絵画科油画を卒業。
また同年には卒業制作である『蒼の間隙』で
大橋賞を獲得したり、1967年には第34回独立展において
独立賞受賞するなど、入選を重ねていきました。
なお東京藝術大学大学院にも進学しており
自身の持ち味となるフレスコの研究を開始。
1968年に大学院を出たのちも、
1971年にさらにフレスコについて学ぶために
イタリアへ渡っています。
1993年には東京芸大の教授となり
2014年、71歳で文化功労者に顕彰されます。
作風
絹谷幸二はフレスコ画法による、強烈な色彩感覚と
勢いが感じられる作風が有名です。
フレスコ画法とは生乾きの漆喰を壁へ塗ってから、
そのまま顔料を塗る技法の事です。
なおアフレスコとも言いますが、
絹谷幸二はアフレスコと言う言い方を
よく用いるようです。
絹谷幸二のフレスコ画法作品を知らしめたのが
1974年の安井賞を獲得した
『アンセルモ氏の肖像』です。
ヴェネツイア留学が活きたこの作品は
画面の多くを赤が覆っていますが、
絹谷幸二の人生観が現れていると言われています。
絹谷幸二の他の経歴など
他にも絹谷幸二は長野冬季五輪組織委員会から依頼で
競技別を含むポスターを作成。
また2008年に後進の芸術家の為に
「絹谷幸二賞」を設立。
そして2010年には退任記念展である
「絹谷幸二 生命の軌跡」が、
京藝術大学大学美術館で開催されました。
シンプルとは言えない家庭環境で育ったとの事で
そこで培ってきた気持ちが作品にも現れている
と指摘されていますが、
本人自体はそれには見えないくらい
エネルギッシュさを感じさせます。
これからも絹谷幸二の活動を見てみたい所です。
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