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掛け軸・絵画
2019/10/31

竹久夢二【洋画家】

竹久夢二(たけひさゆめじ)

 

竹久夢二(本名:茂次郎)18849月に

 

岡山県邑久郡で生まれました。

 

幼い頃から絵を描くのが好きだった竹久夢二は

 

1899年に叔父の竹久才五郎のもとに移って

 

神戸中学校へ入り、18歳で早稲田実業学校へ

 

進学しています。

 

その後1905年には、読売新聞日曜付録に投稿した

 

『可愛いお友達』が掲載されました。

 

また「中学世界」にも、投稿したコマ絵『筒井筒』が

 

第一賞入選となり、この頃から自身の好きな

 

藤島武二の名をあやかった作者名“夢二”を

 

使うようになります。

 

なおこれらの経験により

 

画家として自信のついた竹久夢二は、

 

同年早稲田実業専攻科を中退。

 

1906年には島村抱月編「少年文庫」壱之巻の

 

装幀及び口絵等の制作を行っています。

 

また翌年には他万喜と結婚と、充実した年が続きます。

 

やがて1909年には他万喜と離婚するものの

 

画家としては『月刊夢二エハガキ』を出したり、

 

1917年には金沢市で「夢二抒情小品展覧会」を開くなど

 

順調に活動を繰り広げていきました。

 

なお間の1914年には新たな恋仲となる

 

笠井彦乃と出会っています。

 

晩年まで制作活動や展覧会を続け

 

19349月に息を引き取りました。

 

 

 

作風

 

竹久夢二の作品は、藤島武二の日本画から

 

洋画を学んだ後に描かれた、

 

東洋の雰囲気漂う人物画です。

 

また青木繁の哲学や神話に基づく作風などに代表される

 

自身の情感を主体としたロマン主義を

 

受け継いだ影響もあります。

 

これらは風刺とは無縁のような世界で

 

哀愁に溢れた耽美で刹那的な雰囲気を放っています。

 

 

 

女性画で世間を賑わす

 

竹久夢二は最初の女性である他万喜などを

 

モチーフにした、憂いを漂わせる

 

黒目の多い大きな目の女性像を描いた作品で

 

世間を賑わせました。

 

耽美で刹那的な雰囲気は、その女性像に

 

もっとも分かりやすく現れています。

 

「夢二式美人画」とも称され、哀愁がありながら

 

しなやかな白い肌で表現される女性像は

 

色気があり、多くの女性の憧れの的ともなりました。

 

なお竹久夢二は、多くの女性と

 

恋仲になっている噂が立ち込めるほどで、

 

作品には自身の寂しげな内面を表現している

 

とも言われていますが、

 

自身の恋愛経験も活かされていると考えられます。

 

 

 

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