奥出寿泉(本名:奥出治郎)は
1916年2月に石川県小松市で生まれました。
1896年から100年もの歳月を生き、
漆芸作家として活躍した
同じ石川県出身の松田権六の作品創りにおいて
きゅう漆という作業を担当していた事でも
知られています。
一方で奥出寿泉自身の作品に多く見られるのは
蓋物や盆、鉢と言ったもので、乾漆での輪花形や
梅花形(ばいかがた)などが代表的な技法です。
また朱塗りも得意としています。
このように自身の作品制作を行っているなかで
奥出が松田権六作品のきゅう漆で有名なのは、
他と比較しても厚塗りをしながら、
かつ非常に軽量と言う所から来ている
と考えられます。
これらの技術が認められたことで
日本工芸会正会員にも選ばれ、乾漆香盆や
乾漆桔梗盛器などの作品を
1973年まで残しました。
小松市は石川県の南部に位置します。
交通手段の要として発達し、
その為多くの文化や産業が生まれました。
九谷焼や縮緬、綸子も金沢市を代表する産業です。
尾小屋鉱山資料館や
仏像がひしめき合うハニベ巌窟院、
加賀 伝統工芸村 ゆのくにの森があるなど
文化色に溢れています。
・きゅう漆について
木材や布、和紙などの素地に上塗りをしてから
仕上げも行う基本的な技法のことです。
なお松田権六は「うるしの神様」と呼ばれ
数多くの古来からの技法を
現代に復活させた事で知られています。
・乾漆
木や土、石膏と言った型の上から麻布を
うるしを使って幾重にも貼る技法の事です。
・朱色
木材が腐る事を防止する為も兼ねた
水銀で塗ったものです。
文化財保護の為に文化庁が設立。
総勢2700人もの工芸作家が存在し
様々な展示企画を行っています。
産業的に優れている小松市の中において
奥出寿泉は、特に作家として強い興味を
示しているわけではなかったようですが
京都の山岸表寿から教えを受けたのが
奥出寿泉の基礎技術の根底にあるようです。
戦争に一旦は駆り出されるものの、
第17回日本伝統工芸展NHK会長賞や
第18回日本伝統工芸展日本工芸会会長賞を
受賞しているなど、戦争終了後の日本において
華々しく活躍しました。
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