桐塑人形家の林駒夫は、1936年に
京都市で生まれました。
19歳で京都府立朱雀高校を卒業すると同時に
京人形司の十三世面庄に師事します。
1958年には十三代面屋庄三の主宰する
「あまがつ会」に入門し、
伝統的な技法である桐塑、和紙張りの技術を学び
人形制作を始めました。
27歳のときには能面師の北沢如意に入門し
多種多様な演技の、表情の研究に打ち込みます。
そして翌年には日本伝統工芸展に
初出品した作品が初入選を果たしました。
やがて1972年には日本工芸会正会員になり
翌年、第20回日本伝統工芸展で
日本工芸会総裁賞を受賞しています。
以後は日本伝統工芸会初の監査委員や
本伝統工芸展の初審査委員などを務め、
1995年に京都府無形文化財保持者に指定されました。
そして、2002年、66歳の時に桐塑人形の分野で
重要無形文化財保持者に認定されています。
さらに2年後には紫綬褒章を受章し
2009年には旭日小綬章を受章しました。
林駒夫が得意とした「桐塑人形」は
おおまかに彫った木に
粘土状の物を付けて成形していきます。
桐のおがくずを精製して糊で捏ね
それをモデリングしていきます。
基本的には付けて造形していきますが
作品によっては削ってシャープさを出すなど、
作品ごとに技法は変化させており、
それに紙や布を貼り
その間に胡粉(蛤の殻、牡蠣の殻などを精製した物)
を塗っていきます。
その後、にかわをといで合わし定期ますが
普通の作品でも出来上がりに3ヶ月はかかり
2年や10年、それ以上かかる作品もあるといいます。
特に、林駒夫は「能」にも強いこだわりがあり
京人形師の十三世面庄・岡本庄三に師事して
人形制作を学んだ後、
能面師の北沢如意にも学んでいます。
この時の経験が
「桐塑人形」にも生かされているのです。
林駒夫は人形師や能面師の元で学んだ経験や
歴史風俗・古典文学などの研究により
能、狂言、舞楽をはじめ、伝統芸能の持つ世界観を
人形表現の面にも見出し、
格調高く表現していきました。
京都の伝統美を受け継ぎながら
桐塑人形を芸術の域にまで高めた功績が
高く評価されています。
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