三代 山田常山は、1924年に
愛知県常滑市で生まれました。
10代で愛知県立常滑工業学校の窯業科で学びながら
祖父である初代山田常山、
父である二代山田常山に師事し
その技術を学びます。
幼い頃から陶芸に親しみのあった山田は
こうして34歳の頃に第5回日本伝統工芸展で初入選し
同年、ブリュッセル万国博覧会では
グランプリを受賞するに至りました。
やがて1961年、37歳で三代山田常山を襲名すると
フランスで開催された
ビエンナーレ国際陶芸展名誉最高大賞の
受賞を始めとして、その名を広めていきます。
翌年には、常滑「手造り急須の会」の会長も務め
74歳の時、常滑焼・急須の技術で
重要無形文化財保持者に認定されました。
その急須作品の数々は多種多様であり
伝統の中に自身のオリジナリティーを融合させた
美しい急須の数々を世に送り出しています。
朱泥、紫泥、自然釉、南蛮手など、
あらゆる技術を駆使しながら
様々な常滑焼きの急須を確立していきました。
三代 山田常山の特徴である「常滑焼」は
平安時代に知多半島で
窯が築かれたことから始まります。
その古窯では甕や壺などが焼かれ
それらは日本全国に伝播していきました。
後に、中世期に入るとその器の形、窯の構造も
少しずつ進化していきます。
江戸時代後期の「常滑焼」には
「小細工物」と呼ばれるものが新たに登場しました。
小型の雅陶である小型の茶器、花器、酒器などが
それにあたり、その分野の名工を多く輩出しました。
さらに、江戸時代末期には小細工物の急須が
しばしば作られるようになります。
それから明治期にかけて急須作りも
産業の急速な変化と共に変化を遂げていきました。
この時期にも急須作りは盛んに行われ
初代の山田常山が活躍したのもこの時期にあたります。
精巧な轆轤を使用し成形することで
数々の名品を生み出し
その作品は端正なフォルムが特徴的です。
伝統は親子代々引き継がれていき
三代目 山田常山もその伝統を引き継いで
忠実に再現しました。
その一方で、現代の感覚をその伝統と共に共存させ
独自の急須作りを試みながら
新たな作風を作り出しています。
三代 山田常山が作る急須は一目でわかるほど
他の急須とは違う美しさと機能美が備わっています。
その美しさは昔からの伝統や
脈々と引き継がれてきた美しさに加えて
自身で培ってきた知識や技術を融合させた
三代 山田常山独自の「常滑焼」急須を
作り上げた点にある、と言えるでしょう。
その造詣の多様さは、その生涯で練り上げた
あらゆる知識と技術を昇華させた
引き出しの多さに比例しています。
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